無灯火
たたまれたハンググライダーを屋根に積んで
ガードレールのない山道をずんずん登るインド陸軍の四駆。
そういやかつて日本でもハンググライダーの大会で
陸上自衛隊が協力してくれたこともあったっけ。
僕もずいぶんインド陸軍の車にはお世話になったが、
怖いのは夜になってもライトをつけないこと。
夜間のライトは敵からは格好の目標になるから、
軍隊ではあまりつけないで走る訓練をするのかなと思った。
でも本当に暗い田舎のデコボコ道を100km/h以上で走る。
もちろん暗視ゴーグルなんかつけてないぜ。
毎度、行程の半分は息をとめていたような気がする。
日本でもなかなかライトをつけない車は少なくない。
まだ夕暮れの残照が残っているから見えるとか、
街灯があるからライトがなくても平気とか。
でも、まわりが迷惑ってことまで頭が働かないのかね。
あるいはまさか、有事に備えた訓練のつもりだったりして。
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