足元に注意
許可をいただいて空港制限区域内に立ち入ることがある。
主に安全上の理由からさまざまな制約が加えられるが、
このときは「タマゴを踏まないよう注意してください」と。
よく見れば草むらには小さいのが無造作に。
絶滅危惧種にも指定されているコアジサシ?のタマゴ。
原則として人が立ち入らない空港内は野生動物の天国だ。
バードストライクなどを考えると駆除したいところだろうが、
保護鳥獣の場合はそれもままならない。
せいぜい飛行機がくる前に空砲で驚かして蹴散らすくらい。
海外の空港ではさらに多彩な生き物に注意せよといわれる。
砂漠地帯の某空港にはガラガラヘビやサソリが多い。
「危ないから滑走路の中で写真を撮れ」といわれた。
厳密には滑走路灯の外側の舗装部分なんだが、
そんなに近くで747の離着陸を撮ったのは空前絶後。
もう少し草地の多い某空港では「スカンクに注意しろ」と。
僕も嗅いだことはないが、くさいオナラどころではないらしい。
昔、ロサンゼルス在住の友人が来日中のこと。
国際電話で自宅の家族と深刻そうに話をしていた。
自宅にスカンクが迷い込んできてしまったというのだ。
驚かして一発かまされたら大変だ。
匂いが染みついて壁紙から何から張りなおさないと
とても暮らせないくらいのダメージを受けてしまうとか。
幸い、そのときは何事もなくお引き取りいただけたそうだが。
日本の空港で注意するのは沖縄のハブくらいかなあ。
ヒグマとかは空港内までは入ってこれないだろうから。
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