HiMAT(ハイマット)
トレーラーで運ばれてきた高機動型、といえばザク、
ではなくて、これはNASAのHiMAT(ハイマット)。
80年代初期に将来戦闘機の高機動技術を研究した無人機。
目的はいささか異なるとはいえ、
後の高機動研究機X-31と比べるとはるかにカッコよかった。
このあたり、有人機と無人機の未来を暗示するようだが
HiMATがカッコいいのは無人機のくせに有人機のように
コクピット(カメラ)部分を造形、塗装していたからだろう。
ここをダークスターのように無表情にしたら印象はだいぶ違う。
人間に殺されるのもまっぴらだが、
無表情なロボットに殺されるのはもっとやるせないだろう。
写真は89年夏、ポール・E・ガーバー施設(シルバーヒル)で。
タイミングよく、運び込まれたその場に居合わせた。
新鋭機と思っていたのに、もう博物館入りかと驚いた。
いまはNASMのモール地区本館に展示されている。
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