三菱MU-2
1963年に初飛行し、1987年までに762機が生産された。
戦後の国産機としてはもちろん、世界的にも立派な数字だ。
当初のA型はツルボメカ・アスタズ(仏)エンジンを装備したが、
これは3機作られただけでギャレットTPE331(米)に換装。
装備方式もポッド式から普通の主翼マウント式に変更された。
幸いにしてMU-2Aの3号機はまだ大切に保管されている。
他にポッド式のターボプロップ機ってあるのかなあ。
UDFの試験機とか、近いといえば近いかも。
名古屋空港に屋外展示されていた頃のMU-2A、3号機。
レジはJA8626。いつ撮ったか、忘れた。
航空宇宙館ができてから、屋内に収まった。めでたしめでたし。
が、セントレア開港とともに航空宇宙館も閉鎖されてしまった。
おお、空港に隣接して開館した航空館boon(ブーン)に復活。
しかも現役当時の塗装に戻されており、素晴らしい。
実はMU-2Aの初号機も新潟県立自然科学館に現存している。
が、こちらはエンジンがポッド式ではなくマウント式。
たぶんB型を作るベースなどとして、いじりたおしたんだろう。
そうした経緯も含めて、これも貴重。レジはJA8620。
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