スケベ心がないと
A-10は近接支援攻撃に特化した飛行機だ。
ここまで割り切るのかと呆れるほどの潔い設計。
実戦でも強力な破壊力を証明したが、これ成功作なんだろうか。
なにしろ鈍速すぎて敵戦闘機や対空ミサイルには脆弱。
こうした脅威をすっかり沈黙させてからでないと活躍できない。
近接支援機とはそういものだとしても、あまり面白みがない。
一方、同じような潔さで空戦専用に特化したはずのYF-16。
F-16に進化していく過程でどんどん肥大化していった。
欲張りすぎて失敗した飛行機の例は枚挙にいとまがないが、
F-16は対地攻撃をもこなす万能戦闘機として大成した。
A-10も少し欲やスケベ心をだしてもよかったのでは。
F-35は…、ビミョーだなあ。
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