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2006/03/31

おめでたすぎる空港デザイン

仕事がら、いろいろな空港を利用する。
「どこの空港が、いちばんいいですか」と聞かれると、
質問の趣旨に合わせて答えはするが、あくまで適当である。
いい空港というのは水や空気のように自然に利用できるので
あまり記憶に残らなかったりするのだ。
逆に、悪いところはストレスになるから強く印象に残る。
最近では、すでに2度ほど利用した神戸空港にトホホ。

この空港、なぜかあちこちに不透明なドアが使われている。
たとえば写真は三宮とを結ぶポートライナー駅との連絡口。
入るとすぐに出発ロビーになっている、いわば表玄関である。
間の仕切りはガラスだが左右2つのドアはグレーで、
開くまでは向こうの状況がさっぱり見えない。
急ぎ足で通ろうとすると出会い頭にゴッツンとなりかねない。
Kobe01
写真では左側のドアは開いており、右側のドアは閉じた状態。

いちおう張り紙で「入口」と「出口」を分けてはいるから、
皆がそれに従うかぎりは出会い頭の事故はないはず。
が、そんな前提で作ったとしたらおめでたすぎるだろう。
もともと神戸空港自体がおめでたすぎ、というのはともかく、
写真を撮るためのわずかな間にも両方に人が流れていたよ。

空港の設計者はロクに空港を使ったことがないのではないか、
というのが僕の持論のひとつなのだが、これは空港設計以前。
人が多く出入りする建物としてはお粗末すぎる。

神戸空港は静岡空港とともに生い立ちから気に食わないので
いささか評価が辛くなりすぎるのかもしれないが、
出発ロビーにある回転する地球型の時計も気に食わない。
Kobe02
これ、地球の景色1周に1回しか時刻が表示されない。
ヘタをすると時刻を知るために何十秒も待たされる。
もちろん腕時計もってるから頼らなくてもいいんだけどさ、
使いモノにならないものカッコつけて置いとくな、と思う。

そういや羽田T1のリムジンバス券売り場にも似たような不満が。
カウンター背後のLCDにバスの発車時刻が表示されるのだが
「さて、次は…」と見ると、自社広告に切り替わってしまうのだ。
次に時刻表が表示されるまで、十数秒といったところか。
「そんなに急いでどこへいく」という声も聞こえてきそうだが、
僕はクソッと思って「モノレール乗り場にいく」と答えてやろうか。

こういうのは絶対的な時間の長短ではない。
たとえば腕時計を見るたびに十秒も待たされたら、
TVのチャンネルをかえるたびに十秒も待たされたら、
たいていの人はうんざりするだろう。
くだらない理由で浪費する十秒は1億倍にも感じるのだ。

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2006/03/30

新宿に動物園

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いつもながら春休みは小僧の毎日のメシの支度が難儀だ。
面倒なときは、ついついチャリで外メシに。桜も満開だし。
後方は、いかにも丹下健三と鈴木俊一のセットくさいバブルの塔。
雨漏りがひどく、総工費に匹敵する補修費用がかかるという。
丹下健三の建物って、どれも外観は素晴らしく立派なのだけど、
人間への愛情が感じられないのはなぜだろう。

そういや新宿中央公園には特設のふれあい動物園が来ていた。
定番のウサギやモルモット、ヒヨコやヤギ、ヒツジに加えて
イグアナとかラマもいたよ。ラマにベロリとなめられちまったぜ。
iguana01
…ちょっと、自慢。

かわいいワンちゃんの散歩に来ていたオヤジも、
愛犬が動物たちに吠えまくるのを眺めて大喜びだった。
ったく、幼児と遊んでいる動物たちを興奮させてどうするつもりか。
僕も危うく、そのワンちゃんにつまずいて蹴り殺すところだった。

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2006/03/29

そりゃあナマで見た方がいいでしょう

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ワシントンDCモール地区にあるNASMに展示されている
アポロ11号のCM(司令船)、コロンビア。

apollo10
ロンドンにあるアポロ10号のCM、チャーリー・ブラウン。

10号のLMスヌーピーは月面には降りておらずクリーンだ。
だがコロンビアは月に着陸したLMイーグルを迎え、
月の埃だらけのおみやげを船内にしこたま積み込んだ。
だからコロンビアは汚染防止のプラスチックで覆われた…、
ということではないようで、単なる保護用らしい。
NASMでは地球を回っただけのフレンドシップ7も
やっぱりプラスチックでカバーされて展示されている。

そういや羽咋に展示されているボストーク型宇宙船には、
「発ガン性物質が含まれているから触らないように」
なんていう物騒な注意書きがあったっけ。
それでもプラスチックでカバーされてはいないんだけど。

絵画もそうだけど、やはり「ナマ」で見た方が迫力がある。
ミネアポリスではじめてガラスなしのゴッホを間近に見て
絵から発散される狂気のようなものに打ちのめされた。
でも防弾ガラスごしのモナリザからは何も感じなかったな。

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2006/03/28

イヌどしカメラマン3匹

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そろそろ発売の某月刊エアラインに掲載されるであろう
某イベントのプレス(画面右)。雨の中、ご苦労さんであります。
なぜかこの雑誌に出入りのフリーカメラマンにはイヌどしが多く、
あそこに写ってる某イトーとかあっちの某ルークとかもイヌどし。
つまり、ここには少なくとも3匹のイヌどしが集まっていたわけだ。
しかも、昭和サンサンのイヌどしは野良犬なんだってさ。
ハング界のアイドルだったアイちゃん(やっぱイヌどし)がいってた。

…で、あと1匹は、どこにいる?
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<寄せ書き>

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2006/03/27

ハブの巣

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嘉手納の歩道橋から見たSR-71Aブラックバードのハンガー。
朝はまずここをのぞいて、その日のフライトの有無を推測した。
こうやって扉を開けて作業しているときは、フライトの可能性大。
1976年撮影。

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2006/03/26

非ブラインドタッチ

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英文タイプライターから数えるとキーボード歴は30年。
なのに僕は、いわゆるブラインドタッチではない。
英文を打つときは「ほぼ」ブラインドタッチなのだが、
和文は親指と中指しか使わないからときどきキーボードを見る。
昔の外国映画なんかで憧れた指1本のタイピングのイメージだ。
それでもローマ字入力のブラインドタッチより速い(たぶん)のは
やはり親指シフトキーボードの威力だろう。
音(打鍵数)は負けていても、出力する文字数は多い(たぶん)。
まあ、タイピング自体の速さを競ってもまったく意味がないけど。
どんなに指が速くなっても、頭の回転が、残念ながら…。

写真は親指シフトキーボードじゃないです。誤解されると困る。
某外資系航空会社のボーイング767のCDU。

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2006/03/25

日本大学式N58シグネット

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青森県の五戸町にある歴史みらいパーク、
木村秀政ホールに展示されているN58シグネット。
コンパクトデジカメのパノラマ合成で翼が歪んだけど。

つぶれた格納庫の下敷きになったパイパー・トライペーサーを
日本大学の学生と伊藤忠航空整備が新型機として再生した。
いわばホームビルト、手作りの自作航空機だが、
型式証明とJA3133の登録記号が与えられて
「メーカー製の飛行機」と同じく自由に飛ぶことが認められた。
ホームビルト機を育てようという航空局の度量を感じる。
それは現在も大切に引き継がれている、と信じたい。

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2006/03/24

滑り台

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小僧が小さい頃はよく一緒に滑ったが、
はっきりいってオッサンは邪魔。上で身の置き所がない。
が、久しぶりに滑ってしまった。しかも小僧ぬきで。
ローラー式なんで尻がしびれたぜ。

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2006/03/23

たとえ手は千本でも脳ミソひとつ

PC集めるのが趣味なのかよと、ご意見をいただいた。
PC1台でも別窓を開いて複数作業を進行できるだろうし、
どうせ手は2本しかないから同時に扱えるのは1台。
せいぜいデスクトップ1台とノート1台もあれば十分じゃん。
まったくその通り! といいたいが…。

なにしろ、ちょっとした取材でも、撮ってくる画像は数ギガ。
これをPCに吸い上げてチェックして現像する。
もしマジな補正が必要だと、1カットあたり40メガの重さ。
ファイル名をつけて入稿用や保存用のディスクに何枚も焼き、
外部HDDにもバックアップしてサムネイルを印刷。
しかも同時に原稿も書かなければならないことが多い。
性能ぎりぎりまで酷使されているPCで原稿を書こうにも、
反応がトロくなって使い物にならない。だから最低2~3台。
あるカメラマンは4~5台を同時駆動しているそうだ。
かわいそうに、貧乏カメラマンが趣味でPCを買うはずもなし。

まったく千手観音や釜じいにあやかりたいくらいだが、
たとえ手が千本あっても脳ミソはひとつってのが…とほほ。
c130e01
<脳ミソ5つと手が10本>

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2006/03/22

ご主人さま

あいかわらず昼間の勧誘電話が多い。
「上場予定の未公開株」とかいって、もろ詐欺じゃないの。
暇だったら突撃取材もかねて相手してやってもいいけど
あいにく貧乏暇なしだ。
いったい詐欺師って、どういう精神構造をしてるんだろう。

詐欺まがいの電話勧誘じゃなくても、
「ご主人様でいらっしゃいますか」とかいわれるとうんざり。
世の中ではそれが礼儀として通っていると承知しつつ、
SM趣味じゃあるまいし、と思う。

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<ご主人さまとお呼び、ホホホ人形>

少なくとも我が家では夫婦どちらが主とか従とかないが、
妻が専業主婦で夫に経済的に依存してしまうと、
漠然とした力関係ができてしまうのかもしれないな。
で、共稼ぎの場合は稼ぎの多い方がご主人さまとか。
新年度のご主人さまは確定申告の時期に決まるんだよ、きっと。
あるいは世帯主がご主人さまという家庭もあるかな。
世帯主はたいてい夫? いやいや妻でもいいんでっせ。
夫が自営業で妻が世帯主手当のある会社のサラリーマンなら
妻を世帯主とするだけで不労所得が入ることになる。
あいにくカミさんの会社には世帯主手当がないらしいんだが、
世帯主の変更は簡単にできるはずだからお試しあれ。
また子供をサラリーマンたる妻の扶養家族に設定すれば
経費のほとんど認められないサラリーマンでも税金を減らせる。
世帯主という、くだらない制度を利用して節税できるわけだ。

だからって「私が主人よ」なんて鼻息を荒くする人は困るけど。

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2006/03/21

日本海航空

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千歳に小樽新聞社の北海一号機が着陸してから5年後、
兵庫県の城崎では日本海航空の旅客機が運航を開始した。
機材は三菱MC-1(J-BAKG)、愛称は城崎第一号。
いまコウノトリ但馬空港のターミナルビル内には
その立派な模型が展示されている。
ここも地域の航空史を大切にしている空港なんだなと思う。

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2006/03/20

強風

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春の嵐でいろいろなものが空を飛んでいた。
でっかいビニール袋、新聞紙、それから靴下なんかも。
干していたハンガーごと飛ばされたらしいのがすごい。
昔はトタン板がまるごと飛んでいるのを見たこともある。

ちなみに17日に記録された瞬間最大風速32メートルは
時速でいえば115キロ。瞬間的なものだとはいえ、
20人乗りの輸送機ツインオッターの失速速度を上回る。
そりゃあ、あれこれ飛んじゃうだろう。

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こんなのも、よく飛んでるよね。
747の着陸進入速度は秒速70メートルくらい。
つまり1秒間に胴体の長さくらい前進する。

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2006/03/19

ゴールデンゲートブリッジをくぐる

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僕はサンフランシスコでは船に乗ったことはないのだが
ゴールデンゲートブリッジの下をくぐったことはある。
たぶん、クルマか何かだったんだろう。

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2006/03/18

梅と桜と

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< つぼみが赤いから紅梅だと思ってたら、実は白梅だった >

梅の花と桜の花とどっちが好きか。
くだらねえ質問だなあと思っていたけど、
寒さが厳しかった今年はしみじみ「梅がいいなあ」と思った。
まだ寒いのに「もう春になりますよ」と、はげますかのように。
自分だって寒かろうに、けなげで、タフだ。惚れたぜ。

ま、桜が咲くようになると「桜もいいなあ」と思うんだけど。
やっぱり、くだらない質問なんだな。

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2006/03/17

日本大学式N70シグナス

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日本大学の木村秀政研究室で設計・製作された
モーターグライダーN70シグナス。
実はエンジンはスバルプレーンと同じくスバル用のもの。
空冷水平対向だから、航空用に流用しやすかったんだろうな。
現在は各務原の航空宇宙科学博物館に所蔵。
国産モーターグライダーとしては日飛NP-100よりも古い。

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2006/03/16

速記

インタビューされたときに、
相手がどんなことを書くのか気になる。それが人情だ。
僕はもっぱらインタビューすることの方が多いが、
ときどき心配そうにノートをのぞきこまれる。
で、「それ速記なんですか?」と聞かれたりして。
ええ、まあ、その…、速記ではないんですけど。

英語でインタビューするときはもっと情けない。
「それ、スペルちがうよ」とかいわれると面倒だから、
自信ないときは、わざわざカタカナでメモったりして。
「どうだ、読めねーだろー」って、自慢にならない。
で、自分でも読めなかったりして。

ちなみに僕はインタビューにレコーダーは使わない。
あとで聞き直すのが面倒だし、時間も惜しいからだ。
まずはインタビュー中の理解や印象を大切にする。
速記みたいなミミズ文字は要所要所を記録するだけだ。

hieroglyph01
<だからあ、象形文字でもないんだってば>

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2006/03/15

飛行機のツノ

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アブロ504の前方に向けて突き出た鋭いツノは
第一次世界大戦ではドイツのツェッペリン飛行船を引き裂き、
戦後はアフリカでの猛獣の串刺し猟に威力を発揮した。

ちなみにホッケー発祥の国イギリスらしく、
初期の機体ではホッケーのスティックを流用することもあった。
またフィンランドではスキーを装備した機体を使い、
飛行機によるアイスホッケーが試みられたこともあるという。

…もちろん、まるごと全部ウソですが。

これは着陸時に前につんのめるのを防ぐための支え。
そう聞くとあんまりカッコよくないが、
「あればよかったのにねえ」という事例は現代でも少なくない。

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2006/03/14

メリーゴーラウンド

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ヨーロッパでは、よく特設の遊園地のようなものを見かける。
大都市の広場に、忽然とメリーゴーラウンドがあらわれたりする。
それをお母さんと息子が、しばらくじっと眺めていた。
乗るかなあと思って僕も眺めていたんだが、乗らなかった。
たいした金額じゃない。
僕ならばすぐに乗せてしまったのではないかと思う。
だけど、乗らなかった。
それもいいなあと、なんとなく思った。

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2006/03/13

大西式OX5スバルプレーン

subaru01
大西勇一さんが手作りした飛行機OX5スバルプレーン
乗用車のスバル(FF-1)用エンジンを使用していた。
たぶん1979年に桶川の「空のフェスティバル」で撮影。

92年からずっと航空科学博物館の倉庫に保管されていたが、
このほど向井千秋記念子ども科学館に永久貸与されることになり
81歳の大西さんご自身が修復作業を行っているそうだ。
しかも「元気なうちに月1回でも飛ばしたい」というからすごい。

主に木製の骨組みに羽布張りの華奢な機体だが、
かつては茅ヶ崎海岸から伊豆大島を往復飛行したこともある。
さて、航空局がスバルプレーンの飛行許可をどうするのか
いまから注目していきたいと思う。よろしくお願いします。

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2006/03/12

子供用携帯電話は大人には危険だ

また新しい携帯電話を購入、といっても小僧用だ。
以前から余ったPHSを小僧のSOS用に使っていたが、
ドコモがもうPHSサービスをやめるというので、
FOMAのキッズケータイと交換してきたのである。
防犯ブザーつきで、これを作動させると電話も自動発信。
万が一電源を切られても同じように自動発信してくれる。
しかもGPSで大雑把な居所まで表示できるのだ。

購入手続きを終えたあと、バイクで出版社などを回って帰宅。
実はバッグにしまうとき電源を切ってしまったので、
その行動はカミさんの携帯にしっかり送信されていた。
「すごいね」などと感心したようなことをいいつつ、
自分用には絶対に欲しくないな、と思った。

palmtree01
<いまどこにいるの?>
<ちゃんと仕事してます…>

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2006/03/11

犬のトイレ

最近は日本でも高速道路のパーキングエリアに
犬のトイレが用意されているところがけっこうある。
アメリカでも似たようなもんだろうと思う看板。
nodog01
なにも説明がないから確信はないが、ウンチ可?
犬のカッコが、やっぱ、そうでしょう。
散歩可なら、犬も歩く図案にする方が自然だろう。

nodog02
で、こっちはウンチ禁止、だと思うんだ。

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2006/03/10

ANA 747SR on final

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最後に残ったのは747SR-81、JA8157。
本日13時50分羽田到着の、鹿児島発ANA624便。
「さよならツアー」の席はあっという間に売り切れたらしい。
写真は僚機のJA8139、羽田空港の旧R/W22で。

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2006/03/09

バーガーキング

海外ではよくマクドナルドを利用する。
あまり「地元の名産」や「うまいもの」に執着がないこと、
そしてなによりも言葉が不自由だから安易に流れてしまうのだ。
ロシアやトルコのレストランでメシなんか頼めないよ。

うまい食い物に執着はないが、味くらいはわかるつもりだ。
で、申し訳ないけどマクドナルドのハンバーガーはひどい。
あれではハンバーガーに偏見をもつ人が増えるのも無理はない。
本来のハンバーガーはあんなものではない。
アメリカではチンケなレストランでももっとうまいものをだす。

ただ、支離滅裂なようだが、日本のマクドナルドはうまい。
アメリカと味が違う? いや、ほとんど同じでしょ。ただ相対的に。
日本で食えるたいていのハンバーガーはマクドナルド以下。
アメリカでは最低の味が、日本ではかなりマシな味になる。
ちょっと前なら日本でもバーガーキングが健闘していたのだが、
すっかり撤退してしまった。横田基地とかにはあるんだが…。

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<某所のバーキン。遊具代わりのヘリコプターは本物だ>

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2006/03/08

北海一号機の碑

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新千歳空港の駐車場連絡通路を突き当たりまでいき、
さらに数メートル、雪の中をザクザクと進む(冬季)とある、
この地にはじめて着陸した北海一号機の記念碑。
千歳の飛行場は「ここに飛行機を着陸させたい」という
村民たちの熱意と労働奉仕によりその第一歩を踏み出した。

hokkai02
そんな歴史もあってか、かつてはターミナルビル内に
いい感じのレプリカが多数展示されていた。
空を大事にしている空港なんだなと好感をもっていたのだが、
多くは去年撤去されてしまい、平凡な空港になってしまった。
いまの主役は、似たような品物ばかりが並ぶ商店街か。
4階にある航空ショップ「フライヤーズ」は踏ん張っているが、
…ちょっとさびしい。

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2006/03/07

デザイナーズ・マンション風

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広い運動場を中心にしゃれた居住棟を配し、
さらに周囲にも広い緑地を設けている。
外部からの侵入者に対するセキュリティも万全で、
食事の楽しみなども敷地内ですべて可能になっている。
こんなところに住んでみたい人、いるかなあ。

…アメリカの、刑務所なんだが。

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2006/03/06

かくれ航空神社

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毎日新聞社のあるパレスサイドビルに展示されている
ニッポン号の世界一周飛行の記念碑。

ベースとなったのは96陸攻。
昔は「赤とんぼ」での訓練のあとすぐに乗せられたそうだ。
もう一式陸攻が配備されはじめた頃のパイロットの話。
ちなみにテールギアにラダー連動のステアリングはないが、
プロペラ後流を受けやすい双垂直尾翼なんで、
地上での旋回はけっこう楽だったらしい。

ところで毎日新聞は世界一周飛行の成功を祈願して
毎日神社というのを作ったそうだ。
当時は東京日日新聞だったろうに、なぜ毎日神社だったのかな。
ま、それはともかく今も航空安全の祈願したりしているのだとか。
僕もまだ見たことないんだけど、
ふ~ん、神社ってそんな風に作っちゃってもいいものなのか。

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2006/03/05

中学生3人旅

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<手前に新島と、彼方に見えるのが三宅島>

中学時代、はじめて友だちと3人だけで三宅島に旅行した。
初代「さるびあ丸」の2等船室にザコ寝して夜通しの航海。
安物のマスクとシュノーケル、それにお古のフィンを持参し
(シュノーケルの使い方は出発前に風呂で練習した)、
民宿のヤスを借りて魚を突いたりした。

黒い砂利浜と、すぐに深く沈み込む海底。
透明度が高くて友だちの足が波の壁の向こうに見える。
海の中でイカが泳いでいるのもこのときはじめて見たし、
トビウオがヒュンヒュン飛ぶのを見たのもはじめてだった。
島内を探検しているときは解体されたばかりの豚があって、
湯気のたつ内臓にハエがたかっているのが印象的だった。
ちなみに、その日の民宿の夕食はトンカツ。
ああ、あの豚だなと思ったが、おいしかったよ。

いずれは同じような楽しさを小僧にも経験させたいが、
中学生になったらちゃんと子供だけで行くようになるのかな。
心配なのと、父もまだ海に潜って遊びたいのと。

思えば親たちは中学生ばかりをよくぞ送り出してくれた。
ちゃんと行けるのか、溺れないか、悪い女につかまらないか…。
まあ、特に最後のはあまり心配されていなかったと思うが、
親としても肝っ玉がすわっていたんだろう。尊敬するぜ。

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2006/03/04

生涯学習がメシのタネ

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大学を卒業したあとも、しばしば大学の門をくぐっている。
それもたいていヨソの大学で、特別に個人授業を受けている。
ときには企業や研究所を訪ねて講義を受けることもある。
もちろん参考書は何冊も読まなければならないし、
レポートも出さねばならない。期限厳守で容赦なく添削される。
学生時代の専攻もへったくれもあったもんじゃない。
が、いろいろな先生から授業を受けられるのは幸せだ。
しかも学生時代と違ってレポートを出すと金をもらえる。
生涯学習どころか、メシのタネだ。
まあ、金は先生じゃなくて出版社とかがくれるんだけど。

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2006/03/03

海まで88マイル

142km01
この標識がどういう役に立つのかはわからん。
税金の無駄遣いか?
でも関東平野のド真ん中で海を想う。大きな気持ちになる。
だから個人的には許す。乱立するとうっとおしいけど。

いらないのは都市部、特に23区内の駐車禁止標識とか。
くだらん標識が乱立しすぎて肝心の標識が埋もれている。
だいたいどこも駐車禁止なんだから、
駐車できるところだけ例外として標示すりゃよかろう。
それでは天下り先の標識業者が困っちゃうのかな。
なにしろ交通標識1枚でベラボオな金額と聞いたことが。

5miles01
アメリカの駐車禁止の看板も、けっこうしつこい。
日本よりだいぶコストは抑えてありそうだが、
やっぱり天下り企業、あるのか?

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2006/03/02

スケベ心がないと

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A-10は近接支援攻撃に特化した飛行機だ。
ここまで割り切るのかと呆れるほどの潔い設計。
実戦でも強力な破壊力を証明したが、これ成功作なんだろうか。
なにしろ鈍速すぎて敵戦闘機や対空ミサイルには脆弱。
こうした脅威をすっかり沈黙させてからでないと活躍できない。
近接支援機とはそういものだとしても、あまり面白みがない。

tanker03a
一方、同じような潔さで空戦専用に特化したはずのYF-16。
F-16に進化していく過程でどんどん肥大化していった。
欲張りすぎて失敗した飛行機の例は枚挙にいとまがないが、
F-16は対地攻撃をもこなす万能戦闘機として大成した。
A-10も少し欲やスケベ心をだしてもよかったのでは。

F-35は…、ビミョーだなあ。

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2006/03/01

傘の作法

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雨の日に狭い場所ですれ違うときは、
お互いに相手に滴が落ちないように反対側に傘を傾ける。
それが常識だと思っていたのだが、最近はさっぱり。
ひどいときはこっちに傘を傾けるのもいる。なに考えているんだ。
まあ、どうせボロ着だ。濡れるのはガマンできるとしても、
相手が小柄な女性だと傘の骨に目を突かれそうなのもこわい。
あっ、女性に限りません。すみません。男でも、オカマでも。
仕方ないから片手でガードしながら歩いているんだが。

昔は車が来たら傘で泥ハネを防ぐ、なんて護身術もあった。
こんなのは、舗装道路の時代にはあまり必要ないかな。
しかし、あいかわらず裏道を乱暴にカッ飛んでくる車はいる。
あいにく僕はあまり運動神経がよくない。
車をよけきれず傘で思い切りひっかいてしまうかもしれぬ。
文句いわれたら人身事故として警察に解決してもらうしかない。
いちおう医者にいって診断書ももらった方がいいだろうかね。

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