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2006/02/09

痴漢をコテンパンにするボランティア

chuoline01

まだ20代だった頃の記憶。
真っ昼間、さほど混んでもいない中央線の電車で、
若い男女2人が並んで立っていた。
女性が移動すると男も移動する。
友だちや恋人同士ならば、珍しい光景ではない。
だが駅でドアが開き、しかし閉まる直前になって
男だけが足早に、逃げるように降りてしまった。
しかも男は、降りぎわに女性の尻を触っていった。

痴漢!

あっけにとられて声もでなかった。痴漢、本当にいるんだ。
女性にしてみれば、なにをいまさらと思うだろうが、
男で本物の痴漢に遭遇した人がどれだけいるだろう。
しかもその痴漢野郎は見るからに変態じみたオッサンではなく、
どこにでもいそうなごく普通の若者だった。
本当にショックを受けていたのは被害者の女性だろうが
僕だって驚いた。こんな普通っぽい、
たぶん職場や学校では平然と社会生活を送っていそうな、
そんなヤツが痴漢なんかしているのだとは。

いまも痴漢は昔と同じようにのさばっているんだろう。
女性だけでなく幼児や児童を狙った犯罪も多い。
変態どもの好きなようにさせておくわけにはいかない。
というわけで小僧の学校の保護者も全員交代でパトロール。
僕だけでなく、みな時間のやりくりには苦労しているし、
腕章なんかつけて歩き回るのにはちょいと抵抗もある。
が、多少でも抑止力になるならがんばるしかなかろう。
ったく、変態どものせいでとんだ迷惑だぜ。

ところで通勤電車でも、こういうの使えないかなあ。
「痴漢をコテンパンにするボランティア」みたいな腕章。
これでも多少は抑止力にはなるだろうし、
仕事あるからPTAは無理、なんていう人にもできる。

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