自転車で散策してたら「ゴミ屋敷」を発見。
敷地いっぱいにワケのわからないものが山積み。
ご近所は迷惑だろうし放火でもされないかと不安だろう。
ぜーんぶ捨てたら、さぞやすっきりするだろうが…、
やりすぎは禁物ですぜ。
<捨てる?>
新聞に出ていた「捨てる!」技術、の辰巳渚さんの新刊広告。
やれやれ、この人まだ捨てろ捨てろといい続けるのかなあ。
「その引き出し、見ないで捨てても困りません」
…困るとか困らないとかじゃないんだけど。
「いつか整理しよう、とダンボール箱に写真を溜め込んでも、
見直すことはまずないです」
…忘れた頃に見るから懐かしいんじゃない。
「本を並べておくだけで満足していませんか」
…すみません、なかなか読む暇がないもので。
「『もったいない』で封印しない」
…もったいないから捨てないわけじゃないんだが。
(以上、「 」内は新聞広告から)
僕はこの「捨てる!」シリーズが苦手だ。
ゴミ屋敷になるのは勘弁だが、かといって
「どんどん捨てましょう」と得意そうにあおられるのもうんざり。
たとえるならサラ金のCMみたいなものかなあ。
世の中にはそれが必要だという人もいるかもしれないけど、
あんまり楽しそうに、堂々とやるもんじゃないような。
モノを捨てるときって、「ごめんね」とか「ありがとね」とか、
そういう気持ちであってほしいと、僕は思う。
捨てるより、捨てられる方に感情移入しやすい人生なのかな。
「3年も会ってない? それは見ないで捨てても困りません」
…これは新聞広告じゃないんだけど、いいそうだ。
たしかに困らないかもしれないけどさ。
<捨てた?>