実は、僕はバイクもクルマも中古でしか買ったことがない。
新車というのはいずれも最初の1年で激しく値を下げる。
このぶんが、いわゆる「新車のにおい」の値段だ。
で、あとはじわじわ経年相応に値を下げていく。
においにこだわらない貧乏人は1~2年落ちがお買い得だ。
あとはセンスが時代に追いつかないので、
買おうと思う車種が生産中止になってしまうという理由もある。
今のバイクも前のバイクも生産中止になってから買った。
程度のよい中古はほぼ新車に匹敵する金額だったが
あんまり魅力的な新車がないのだから仕方ない。
メーカーはいったい何を考えているんだと怒りたいが、
世の中の傾向と僕の好みがズレてるだけなんだね。
新車、中古車とは直接関係はないが、
これまで燃料計のついたバイクを買ったことがない。
昔は皆そうだったのだが、満タンで走行距離計をリセット。
燃費とタンク容量から適当な距離を目安に給油する。
いまのバイクならば街乗りで150キロってとこか。
ところが先日は距離計がズレていたのか、蒸発したのか
約80キロでガス欠、エンストしてしまった。
燃料コックはリザーブにしたままだったのでお手上げ。
…近くの給油所まで、いい運動になった。
若い頃には首都高4号線千代田トンネル手前から
代官町出口までガス欠バイクを押して歩いたこともある。
そのときと比べたら今回は気楽なもんだった。
確実に体力は落ちてるなと痛感したが。
これは白バイのインパネ。ちゃんと燃料計がついている。
京橋の警察博物館に展示されているから、秘密でもなんでもない。
ちなみに中央の赤窓が「測定速度」。おなじみの人も多いだろう。