地上の風を読む
軽飛行機だが、迷子訓練というのがあった。
目隠しをしている間に教官が適当なところに飛んで行き
「さあて、ここはどこか?」と聞く。無線航法装置は使用禁止。
そこで地図と景色を見比べながら現在位置を特定。
まあ、昼間ならちょっとぐるぐる回っていればわかるよ。
地上の様子や遠くの山を参考にしたりして。
ほんの10分かそこらではそんなに遠くまでは行けないし。
さらにそこからルートに戻る方位などを計算しなおすのだが
操縦しながら計算盤とかを回すのはけっこう面倒くさい。
しかも地上の樣子から風なども推定して補正せよなどという。
煙でもあれば簡単だけど、そうでもなければ正直よくわからん。
「波紋だとか葉っぱの樣子とか…」と教官も自信なさげにいうが、
上空から葉っぱの樣子で正確な風が読めるか、けっこう疑問。
山肌すれすれを飛ぶハンググライダーからでも、
サーマルが出ているところは木々がざわめいて見えたりするが
的確な風向風速まで判断しきれるものではない、僕は。
いまはGPSという便利なものがあるんだが、いちおう訓練はね。
おお、これはわかりやすい。
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