職人技ロケット
宇宙開発のようないわゆるハイテク分野でも、
職人技に支えられている部分は少なくない。
たとえば日本のロケット先端のしぼり加工では、
「この人なしにロケットはできない」といわれる匠がいる。
…というのは職人技のすごさを説明するには面白い話だが、
あくまで「わかりやすくするためのウソ」でもある。
「その人が死んだらどうするんでしょう」
ご心配なく。代わりの人ががんばって作るか、
できなきゃもっと簡単に作れるよう設計を変えればいい。
多少性能は落ちるかもしれないが、ロケットは飛ぶよ。
イギリスの人工衛星を打ち上げたブラックアロー。
日本の職人の手を借りて飛んだわけではない。
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