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2005/07/23

中年の老眼

中年が「トシを感じる」のは、どんなときだろう。
若いときほどは無理がきかないと思うのは中年に限らない。
この前も中学生が「若い人は元気だなあ」と小学生を見て。
バッキャローといいたいが、まあそういう気持ちもわかる。
贅肉だって、運動しなければ若いときからつくし。

「おじさん」「おばさん」と呼ばれてトシを感じる人もいるだろう。
僕は10代で甥がいたから「おじさん」と呼ばれなれていたけど、
「おばさん」と呼ばれるのを嫌がる中年女性は珍しくない。
ハタから見ていると、哀れを通りこして滑稽でさえあるが。
若くありたいという気持ちはわかるが、誰もトシには勝てない。
ならば本人だけ若いつもりの「妖怪みたいなおねえさん」より
「カッコいいおばさん」をめざせばよかろうに。

僕が中年になってトシを感じたのは、40をすぎてからの老眼。
視力を測ると悪くないが、暗いところで細かな字が読めない。
あたりまえのようだが、以前は暗くても読めたのだから驚いた。
くやしまぎれに同年代のヤツをつかまえて聞いてみると
やっぱり「見えなくなった」と白状するから愉快だ。
自分のことは棚に上げて、お互いの老化を笑いモノにしている。

ただし、ときどき「バカにするな」と怒る中年もいるから注意したい。
そういう人は老眼を自覚したときのショックが大きそうだ。
老眼というのは良くなったり進行を遅らせたりはできないらしい。
40歳をすぎていれば、もう例外なく時間の問題なのだが。
それとも「おにいさん」「おねえさん」と呼ばれたいタイプだったかな。

dark01
小僧が光ファイバーで何か書いてくれたらしいのだが、
さっぱりわからん。暗いせいかね。

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