フランスのトライデント
外国語では同じスペルで発音が違うのは珍しくない、
つーか、当たり前のことである。
旧ソ連のグルジアがジョージアと同じと知ったときは驚いた。
それをジョージアと発音するCNNの無神経さにもあきれたが、
日本でも中国や韓国の地名、人名の日本読みは珍しくない。
まあ、同じようなもんだね。
だけどアメリカ人だってパリを観光旅行するときには、
ジョージⅤではなくジョルジュサンクの方が異国情緒だろうに。
フランスのロケット/ジェット混合動力機S.O.9000トリダン。
英語ではトライデントとなる(いずれもカタカナ発音だけど)。
トライデントは三叉の鉾ということはよく知られている。
そしてこのカタチ。トリダンという名前にピンとこなかった人でも、
トライデントと聞けば「なるほどね」と納得できることだろう。
でもやっぱり、このヒコーキを呼ぶときはトリダンの方がいい。
ところでトライデントといえばポセイドンの武器としても有名だ。
ポセイドンはフランス語でなんと発音するのだろうとも考えたが、
これはもともとギリシア神話に登場する海神のこと。
わざわざフランス語の発音にこだわることもなさそうだ。
…で、ギリシア語ではポセイドンという発音でいいのかね。
〔博物館の展示機と雲の写真を合成〕
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