川の文化圏
大学を出たあと1~2年だけ中目黒に住んだ以外は
生まれたときからずっと中央線沿線に住んでいる。
中目黒は目黒区とはいっても渋谷圏で、
いい町ではあるのだが、どこかしっくりこない気がしていた。
そのあと住んだ千駄ヶ谷は渋谷区になるが、
どちらかといえば新宿圏となる。
あれこれ不満はあっても居心地よく感じられたのは、
生まれ育った中央線沿線だからかなと思っていた。
最近、近所の神田川と善福寺川を源流までさかのぼった。
川の両岸に整備された遊歩道を自転車に乗って。
あたりまえだが、確かに神田川は吉祥寺の井の頭公園に、
支流の善福寺川も吉祥寺に近い善福寺公園に行き着いた。
いずれも子供の頃は庭がわりに遊んだ公園だ。
井の頭池から流れ出る神田川の始点と石碑。
井の頭池の源泉のひとつであるお茶の水。
善福寺池の源泉のひとつである遅野井(復元)。
ひょっとして同じ中央線沿線だからではなく
同じ川でつながる文化圏に居心地のよさを感じるのかも。
人間のご先祖は水中に住んでいたというし。
神田川に旧桃園川が合流するあたりにある歌碑。
ちなみに神田川はさらに都心を東西に貫いて隅田川に注ぐ。
こちらはかろうじて飯田橋まではたどってみたが、
そこから先はあまり快適そうには整備されていない。
水が合わないっていうのかなあ。
| 固定リンク