ボーイング2707の追記
サンフランシスコのヒラー航空博物館に展示されている
ボーイング2707の実物大モックアップ(機首のみ)。
イカロス出版月刊エアライン05年3月号でも紹介したが、
ユニークなのはその操縦桿の形だ。
最初は「何だこれ、どう動くんだ?」と思ったが、
モックアップ製造中の写真もあって「なるほど」と。
〔写真出典・ヒラー航空博物館/部分拡大〕
奥のT字コラムの両端から手前に操縦桿を伸ばすらしい。
ペダルの位置からしてかなり長いロッドで結ぶようだ。
旅客機としてはかなり特殊だけど、
セスナ152など軽飛行機の操縦系統に近いといえば近い。
〔図版出典・セスナ152操縦マニュアル/一部着色〕
軽飛行機で左右席のホイールを連動させる仕組みを
左右のグリップを連動させる仕組みに応用しているんだね。
ちなみにこちらはコクピットに続く胴体部分のモックアップ。
ブレて写っている人物は身長175センチ。
コンコルドよりはマシだが、かなり狭いことが実感できる。
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