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2005/03/24

視線入力と視野率100%

pittscp01

親指シフトといいキヤノンの視線入力といい、
僕が評価する技術はだいたい虐げられている。
親指シフトはプロに評価が高いのが救いだが、
視線入力はプロの間で評判が悪い、なぜか。
ま、じっくり使いこむ機会がないせいかもしれない。

45点測距を駆使するこれ以上の方法はないのだが、
プロ機(つまり1系)には視線入力がついたことがない。
その理由は視線入力の不完全さというよりも
視野率100%との両立がむずかしいからだろう。
視野率100%はプロ機の必須条件といわれているから、
それと相容れない視線入力機能は除外されることになる。

でも、視野率100%って、そんなに重要なのかね。
あまりに貧相なファインダーは困りものだが、
絶対100%にこだわることはないんじゃないか。
どうせ印刷のときにはトリミングするんだぜ。
それに視野率100%にこだわるカメラマンの作品で
「なるほどこれは視野率100%ならではですね」と
納得させられるものがどれだけあるのか。

単純にマニア向けのスペックでしかないように思うのだけど。

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