デジタルの波に乗り遅れる?
ぎりぎりまで確定申告を忘れていて大変だった。
まあ、覚えていてもやっている余裕はなかったが。
今年の確定申告には関係ないが、
来年はデジタル一眼関連の経費がどっちゃりだろう。
視線入力のデジタル一眼の出現を待っていたのだが
キヤノンは出してくれそうもない(バカー !! )。
ついに妥協することにして1月に買いにいった。
海外取材の前夜に買って、NEXの中で取説を読んだ。
仕事で使う場合のミニマムである同モデル2台をそろえ、
予備のCFカードや専用電池をどさどさ買い、
さらに携帯用HDD、追加レンズに画像処理用のPCまで購入。
わずかな間にえらい出費だ。
それが不本意ながら買ったカメラ用というのだから、ムカつく。
同業者の中ではかなり遅いデジタル化と思う。
が、こういうのは急いで手をだす必要は全然ない。
早く使わないと取り残されると焦る人もいるようだし、
早めにデジタル化したおかげで干されずに済んだなどと
アホなことを公言するカメラマンもいる。
あのね、力のある人はメディアに関係なく、干されないの。
自分がそうだとはいわないが、誤解は正しておかないと。
最初のPCブームのときだって同じような感じだった。
僕はTK80の頃からマイコン雑誌で連載をもってたけど、
あちこち取材しながら、まだ使い物にならんと思っていた。
実験装置の制御や実験データの処理には便利だったけど、
原稿を書くにはワープロの方がはるかに優れていた。
時代に取り残されまいと機械語とか勉強してた人もいたけど
普通の事務職でそれが役に立っている人いるのかね。
こういう新技術はある程度こなれてくれば
だんだんとユーザーフレンドリーになってくるものだ。
不完全な時期にメチャ高い金をだしたうえに、
無駄な苦労をする必要はまったくない。
…ただ今回は、こっちの根負けだった。
なんで視線入力がもっと高く評価されないのか、
僕は本当に不思議で仕方ない。
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