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2004/10/23

さらばドラクエ

いまさらスーファミを捨てたからといって
驚く人もいないだろう。
なんたって14年も前のゲーム機だ。
だが我が家には重大な出来事だった。

sufam01a_1.jpg

子供のいる家庭の多くにとって、
ゲーム機は頭の痛い問題ではなかろうか。
「できれば、与えたくない」
そんな願いは、たいていむなしく打ち砕かれる。

うちは最初は旧式のスーパーファミコン。
僕が昔、酷使したものだ。
ソフトはまだヤフオクでごろごろしている。
ゲームボーイと違ってTVのあるところでしかできないから、目が行き届きやすいという下心もある。

もちろんルール作りも大切だ。
時間を限る、曜日を限る、勉強とバーターなど家庭ごとに苦心しているようだが、僕が心がけたのはゲームへの耐性と自制心を育成すること。親が押さえつけるだけでは、タガが外れたときに自分をコントロールできない。
それに僕自身、合理性や説得力のない押しつけルールにはうんざりしてきた。やはり心の底から納得してもらえるようなルールでなければ。

もちろん子供だから、いや大人だって、そう簡単に自分をコントロールできるものではない。そんなことは承知している。
だからこそ、できなかったときの結果はしっかりと突きつけなければならない。
それが写真の、東京都推奨ゴミ袋をいっぱいにした残骸である。

ただ捨てるだけではすまないので、手を血まみれにしながらバキバキに破壊した。本体だけでなく、ソフトもすべて破壊した。マニュアルや攻略本はビリビリに破いた。こんなときは「ヤフオクに出しちまえ」とも考えない。最強に育てていたスラリンも、らせん風魔+99の盾も、マンジカブラ+99も、みーんなサヨナラだ。父ちゃんだって、悲しいぜ。

まだゲームボーイアドバンスSPはある。
人生には再挑戦のチャンスも必要だ。
これは、大事にしてほしい。

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