オープナーなしでワインを抜く
いつもモノ欲しそうな顔をしているのか、
旅先でもよくいただきものをする。
今回は「ホテルで飲んでください」と白ワイン。
問題はワインオープナーがないことだ。
ホテルにあるかもしれないと期待したが、なかった。持ってきてもらうのも、面倒だ。そこで使えるものを使う。たいていボールペンくらいしかないのだが。
方法は簡単だ。ボールペンでコルクの上の方をグチグチほじくってはむしっていく。根気はいるが、技はいらない。岩窟王になったつもりで、コツコツとやる。
でも、すぐに飽きる。そうしたら強引にコルクを押し込んでみる。割れるかもしれないと恐怖を感じるくらい力を入れる。まだ割れたことはないけど、割れるかもしれないので注意。
一度で押し込もうとしてはいけない。グチグチやっていると、やがてコルクの見えないスキマからチュルチュルと空気やワインが漏れだしてくる。そんなワインはコルク色に濁って、いかにもまずそうだ。これをコップにあけて、押して、あけて、押してと繰り返すと、ついにコルクが完全に落ちる(途中でマメに漏れでたワインを捨てるのは、コルクが完全に落ちるときに周囲に飛び散る被害を最小限にするため)。
もちろん二度と栓はできないので、その晩のうちに飲みきる。
ちなみに前回は平気だったのだが、今回はボールペンがダメになった。
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