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2004/10/18

都心のカラスとオオカマキリ

kamakiri02_1.jpg

小僧とドングリを拾いに近所の八幡宮へ。
ドングリにはまだ少し早かったのだが、
意外な収穫もあった。立派なオオカマキリだ。

なかなかの冒険の1日だった。
ドングリを求めて表参道を外れたケモノ道をいくと、
妙にカラスが騒いでいる。
そして林の中に大型犬の犬舎のようなものが。
近づいてみると、うへー、中にカラスがいっぱい。
ウワサの東京都推奨カラストラップなのであった。

karasutrap01a_1.jpg

中のカラスはもちろん、周囲のカラスも大騒ぎ。
気持ち悪いし、子連れでは身の危険も感じる。
早々に退散。

それからしばらくドングリを探し求めたが、
あまり上等などんぐりが落ちていない。
そこでドングリ拾いはサッサとあきらめて、
参道口の駄菓子屋へ。
どうやら小僧は最初からこっちが狙いだったらしい。

ところが駄菓子屋で意外なモノをゲット。
店の前でたむろっていた中学生たちが
立派なオオカマキリをかまっている。
しかも、いい加減あそんであきた様子。
得意のモノ欲しそうな顔で譲ってもらった。

記念写真を撮ったら逃がしてやるつもりだったが、
小僧は持ち帰って飼いたいという。
カミさんいやがるだろうし、すぐに死んだらかわいそうだが、まあ人生、何事も経験である。
駄菓子の袋に入れて連れ帰った。

問題はエサだ。カマキリの主食はバッタなど生きた昆虫である。
が、生きたバッタを毎日捕る自信も暇もない。いちおう都心なのだ。
webで調べると、鶏肉などでもよいらしいが、
「生きた昆虫のように動かして捕獲させる。動かし方を工夫しよう」
などと書かれている。うーむ、どう工夫しろというのか。

夕食の買い物は僕がいくことにした。
そして普段は買わないような上等な鶏肉を買い物カゴに忍ばせた。

帰宅すると、それがオカズになる前に一部を切り取り、糸を結んでカマキリの前でフラフラさせた。
動き方を試行錯誤するまでもない。2~3度適当に揺らしてやると、カマキリはすぐに飛びついた。おっ、意外に簡単。
念のためにちょっと抵抗するように動かしてから(これは余計だったかも)、糸を切って肉を自由にしてやった。あとは、カマキリはひたすらモグモグと食べ続けている。よしよし、これでエサに生きた昆虫を用意する心配はなくなった。

明日から、我が家はトリ肉を常備だ。

kamakiri03.jpg
↑上等のトリ肉をくうオオカマキリ。
葉っぱは「稲科の植物」がいいそうだが
ないのでカミさんが大事に育てている
ヤシの葉をくすねて流用。
リゾートにはカマキリがよく似合いそうだ。

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