和風エリアルール
日本なら「コークボトル・ライン」なんて
いわなかったと思う。
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僕は親指シフトキーボードのユーザーである。
最初に使ったマシンは82年発売のマイ・オアシス。
「100万円を切った」と話題になったワープロだ。
つきあいのあった編プロがリースしたマシンを
少しいじらせてもらったらすぐになじんだ。
以来、だいぶ投資してきた。
自分の生んだ子供を見殺しにするかのような富士通の姿勢に怒りながら。
親指シフトキーボードのメリットについては、僕からクドクドいうまでもないし、いまさら人にすすめるつもりもない。
だが、うんざりするのは世間の偏見である。
いちばん多いのは、おせっかいにも
「ローマ字入力もすぐにできるようになりますよ」
となぐさめて(?)くれる人。
とりわけタイピングに自信のある編集者に多い。
そりゃあ親指シフターのマシン選択肢は少ない。
まことに哀れむべき境遇であるとは思う。
が、誰がローマ字入力をできないといった。
高校時代からタイプライターにはなじんでいた。
大学時代は海外の航空雑誌に記事を書いていた。
そのうえで、日本語の原稿には親指シフトが最適であると確信したから愛用しているのである。
だいたい日本語でメシ食ってる編集者が、
和文入力しているライターに、
わざわざローマ字入力をすすめるなっつーの。
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浜松町と羽田を結ぶ東京モノレールに乗るとき、
どうしても頭から締め出せないアホな妄想がある。
このレールの上をバイクで走れるだろうか…。
なんともそそられる。
東京モノレールのレール幅は80センチ。
基本的にはコンクリート製で、グリップもよさそうだ。
たとえば道路に幅80センチのラインを引いて、
そこからハミださないようにバイクで走れといったら、
たいていのライダーは鼻唄でやってのけるだろう。
では同じ幅80センチのコンクリートレールの上を、
羽田から浜松町まで走ってみろといわれたら、
できるだろうか。全長は約17キロ。
「できない」とは言い切れないところが、怖いところだ。
できそうなのだ。
もちろん落ちたらオダブツだろう。
しかし、そうしたプレッシャーさえ克服できれば、
できないはずがない。
そう思えるところが怖い。
しかも東京モノレールは複線なのだ。
2本のレールを使えば、競争ができる。
問題はゴールの浜松町駅。構内は単線だから、
ポイントのつながっていない方は…。
あー、おっかねー。
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三沢空港ターミナルの2階にある
飛行機好きな人にオススメのレストラン。
窓辺のカウンター席に座ると、
旅客機を目の前に見られてワクワクします。
旅客機がいないときは、
倉庫みたいな建物がちょっと味気ないかも。
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ドアホな新・郵パックを、また出しにいった。
目の前が郵便局だから、つい。
すると「カードは?」と聞かれた。
旧・郵パックを1回だすごとにくれたシールをはるカードのことらしい。カードに10枚のシールがたまると、1回分がタダになった。都内あて510円の郵パックを10回送ったら、礼文島や西表島にスーパーヘヴィな荷物をタダで送れるという、いかにもお役所的にボケでマヌケだが便利な制度だった。が…、
「この前、もう廃止といわれたんだけど」
「いえ、継続中の人には渡しているんですよ」
このウソつき。うすらドバカヤロー。詐欺師。
もう使えないといわれたカードなぞ、捨てちまったに決まってるだろ。
怒。
大事な用事の途中で急いでいなかったら、金銭窓口に置いてあるカラーボールを投げつけられるくらい暴れるところだったゼ。
おう、カラーボール、投げられるもんなら投げてみろ。
ちなみに、手元には10枚のシールが完了したカードが2枚残っている。僕は、郵パックのお得意さんだったのだ。
これを、何か無意味に大きくて重いものを遠くに送るのに使ってやろうと思っているのだが、なんなイヤミなものないかね。
クロネコ、裁判がんばれ。応援してるぞ。
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先日ゲットしたオオカマキリだが、
毎日上等のトリ肉を食って元気にしている。
窓辺のパキラの葉に乗せておくと、
1日じゅうそのままくつろいでいる。
今日は食事もそっちに運んでやった。
なかなかいい身分じゃないか。
名前は、まだない。
性格的にはネコ系らしいので、
タマとかそんな名前が似合いそうだ。
トリ肉を襲わせるコツものみこめた。
トシくってあまりジャレなくなったネコをその気にさせる要領だ。
ただしトシくったネコと同じで、どうしてもノッてこないときがある。
そんなときは無理に肉を口元になすりつける荒技も開発した。
なんとかモグモグしてくれるが、いいのか、これで?
先日は近所の児童館で、
子供たちが飼っているバッタをしげしげ眺めてしまった。
こんなのをエサにしたら喜びそうだが、
「食べ残しはきれいに掃除してあげること」とwebに書いてある。
うーむ、あんまりやりたくない。
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旅客機に備えられている緊急時の手引き、
これをヤフオクで売買するような人がいる。
いかんよ、これは飛行機の安全装備だ。
持ち出してはいけないことになっている。
実をいえば、僕も昔は珍しい飛行機に乗ると「ください」とお願いしたことがある。
たとえば某DC-8のラストフライト。
「もう、不要でしょ」と、乗り合わせた航空会社のスタッフに。
だから欲しい気持ちもわかる。
飛行機好きには、いい旅の思い出なのだ。
航空会社だって太っ腹に用意して、
「ご自由にお持ちください」くらい
いってもいいじゃんか、とも思う。
僕が興味があるのは、その記載内容だ。
同じ会社、同じ機種の「安全のしおり」でも、
記載内容はしばしば変更されている。
それがその会社の安全に対する姿勢や
世相を反映しているようで面白いのだ。
だけど現状では頼んでももらえない。
頼むことすらヒンシュクをかう。
だから僕は、写真にとることにしている。
「盜る」のではなく「撮る」のだ。
これならやましいことはない。堂々とできる。
だいたいヤフオクとかで売るほうも売るほうだが
買う方も買う方だ。盗品の可能性大なんだぜ。
************
ちなみに写真の安全のしおりは、
某アメリカ空軍のKC-135Rのもの。
フォトショップで彩色しているけど、元はモノクロ。
持ち出せないように金具でとめてあった。
旅客機もこうやって座席に結んじゃえばいいんだ。
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いまさらスーファミを捨てたからといって
驚く人もいないだろう。
なんたって14年も前のゲーム機だ。
だが我が家には重大な出来事だった。
子供のいる家庭の多くにとって、
ゲーム機は頭の痛い問題ではなかろうか。
「できれば、与えたくない」
そんな願いは、たいていむなしく打ち砕かれる。
うちは最初は旧式のスーパーファミコン。
僕が昔、酷使したものだ。
ソフトはまだヤフオクでごろごろしている。
ゲームボーイと違ってTVのあるところでしかできないから、目が行き届きやすいという下心もある。
もちろんルール作りも大切だ。
時間を限る、曜日を限る、勉強とバーターなど家庭ごとに苦心しているようだが、僕が心がけたのはゲームへの耐性と自制心を育成すること。親が押さえつけるだけでは、タガが外れたときに自分をコントロールできない。
それに僕自身、合理性や説得力のない押しつけルールにはうんざりしてきた。やはり心の底から納得してもらえるようなルールでなければ。
もちろん子供だから、いや大人だって、そう簡単に自分をコントロールできるものではない。そんなことは承知している。
だからこそ、できなかったときの結果はしっかりと突きつけなければならない。
それが写真の、東京都推奨ゴミ袋をいっぱいにした残骸である。
ただ捨てるだけではすまないので、手を血まみれにしながらバキバキに破壊した。本体だけでなく、ソフトもすべて破壊した。マニュアルや攻略本はビリビリに破いた。こんなときは「ヤフオクに出しちまえ」とも考えない。最強に育てていたスラリンも、らせん風魔+99の盾も、マンジカブラ+99も、みーんなサヨナラだ。父ちゃんだって、悲しいぜ。
まだゲームボーイアドバンスSPはある。
人生には再挑戦のチャンスも必要だ。
これは、大事にしてほしい。
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森と湖に固まれたヘルシンキ・バンター国際空港には、
フィンランド航空博物館が隣接している。
北極圏の国らしく、車輪がわりにスキーをつけた展示機も少なくないが、とりわけユニークなのがビギナー用にスキーを「ハの字」に、つまりボーゲン風に装備した機体だ。着陸時の減速が滑らかで、進路のコントロールが容易であるという。
もちろん上級者はウェーデルンをこなし、
モーグルに挑戦する強者もいる。
ただし最近のトレンドはスノボータイプという。
(もちろんウソです。スキー板は画像処理で曲げています)
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かつて某フランス空軍はミラージュF1をベースに
目に見えにくい素材をつかったステルス戦闘機を開発。
結局はモノにならなかったのだが、
その試作機がル・ブールジェの航空博物館に展示されている。
外側を見えにくくすることには成功したが、
中身が丸見えのままだったのが失敗の原因といわれている。
(もちろんウソです)
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小僧とドングリを拾いに近所の八幡宮へ。
ドングリにはまだ少し早かったのだが、
意外な収穫もあった。立派なオオカマキリだ。
なかなかの冒険の1日だった。
ドングリを求めて表参道を外れたケモノ道をいくと、
妙にカラスが騒いでいる。
そして林の中に大型犬の犬舎のようなものが。
近づいてみると、うへー、中にカラスがいっぱい。
ウワサの東京都推奨カラストラップなのであった。
中のカラスはもちろん、周囲のカラスも大騒ぎ。
気持ち悪いし、子連れでは身の危険も感じる。
早々に退散。
それからしばらくドングリを探し求めたが、
あまり上等などんぐりが落ちていない。
そこでドングリ拾いはサッサとあきらめて、
参道口の駄菓子屋へ。
どうやら小僧は最初からこっちが狙いだったらしい。
ところが駄菓子屋で意外なモノをゲット。
店の前でたむろっていた中学生たちが
立派なオオカマキリをかまっている。
しかも、いい加減あそんであきた様子。
得意のモノ欲しそうな顔で譲ってもらった。
記念写真を撮ったら逃がしてやるつもりだったが、
小僧は持ち帰って飼いたいという。
カミさんいやがるだろうし、すぐに死んだらかわいそうだが、まあ人生、何事も経験である。
駄菓子の袋に入れて連れ帰った。
問題はエサだ。カマキリの主食はバッタなど生きた昆虫である。
が、生きたバッタを毎日捕る自信も暇もない。いちおう都心なのだ。
webで調べると、鶏肉などでもよいらしいが、
「生きた昆虫のように動かして捕獲させる。動かし方を工夫しよう」
などと書かれている。うーむ、どう工夫しろというのか。
夕食の買い物は僕がいくことにした。
そして普段は買わないような上等な鶏肉を買い物カゴに忍ばせた。
帰宅すると、それがオカズになる前に一部を切り取り、糸を結んでカマキリの前でフラフラさせた。
動き方を試行錯誤するまでもない。2~3度適当に揺らしてやると、カマキリはすぐに飛びついた。おっ、意外に簡単。
念のためにちょっと抵抗するように動かしてから(これは余計だったかも)、糸を切って肉を自由にしてやった。あとは、カマキリはひたすらモグモグと食べ続けている。よしよし、これでエサに生きた昆虫を用意する心配はなくなった。
明日から、我が家はトリ肉を常備だ。
↑上等のトリ肉をくうオオカマキリ。
葉っぱは「稲科の植物」がいいそうだが
ないのでカミさんが大事に育てている
ヤシの葉をくすねて流用。
リゾートにはカマキリがよく似合いそうだ。
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飛んでるヘリコプターの外を歩いたことがある。
人生、何事も経験なのだ。
もちろん怖かったし、風も強烈だったけど、
いちばんすごかったのは僕の髪の毛だろう。
どうして上を向いてるんだ?
空撮ではヘリコプターのドアを開けることも、
外に出てスキッドの上に立つことも、よくある。
だが外に出てドアまで閉めてしまったのは、
この写真を撮った15年以上前の一度きりだ。
そうしなければ撮りたい写真を撮れなかったのだ。
後ろのドアから出て、いったんドアを閉め
そろりそろりとスキッドのいちばん前まで歩いた。
その様子を操縦席から撮ってくれたのが冒頭の写真だ。
秩父みたいな景色だけど、カナディアン・ロッキーの渓谷。
ベトナム帰りというだけあって、うまいパイロットだった。
ヘリコプターは頭上で回るローターの力で飛ぶ。
その風は当然、上から下に向けて吹いている。
だからヘリコプターの外に出たときに受ける猛烈な
風は上からの風である、と漠然と考えていた。
ところが僕の髪の毛は、すべて上を向いている。
つまりヘリコプターでも、巡航中は
前から受ける風の方が優越なのだという、ちょっとした発見。
確かにヘリコプターの胴体は、上よりも前から風を受けたときに
空気抵抗が小さくなるような形をしている。
ウインドシールドに気流糸をつける人もいるし。
あるいは、
単に僕の髪の毛が根性を発揮しただけということか。
髪の毛、大事にしないとね。
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ある女性から、素晴らしい贈り物をいただいた。
ヴァージン アトランティック航空のコンコルド。
うれしい。
パンナムのボーイング2707と合わせて、
幻の超音速旅客機2機が我が家に翼を並べた。
コンコルドは世界唯一といっていい超音速旅客機だった。
主にエールフランス(AF)と英国航空(BA)が運航したが、
昨年5月と10月に相次いで引退し、惜しまれながら姿を消した。
だが引退を前にコンコルドを買い取って運航を続けたいという航空会社もあった。それがサー・リチャード・ブランソン会長の率いるヴァージン アトランティック航空(VS)である。
実はコンコルドの開発は成功とはいいがたく、完成した頃にはほとんどの航空会社が発注をキャンセルしていた。しかし、そのまま終わっては英仏両国の威信と税金をかけたプロジェクトが無駄になる。そこで両国政府はナショナル・フラッグキャリアであるBAとAFに、それぞれ1機あたり1ポンド、1フランというタダ同然の金額で売却して運航させたのである。
ブランソン会長は、BAがコンコルドの引退を決めたあと、これを買い取って運航を続けたいと発表した。当初 の提示価格はBAが政府からコンコルドを購入したときと同じ1機1ポンド。ゆえにこれを単なる冗談やいやがらせと考えた人もいるようだが、ブランソン会長はたぶんマジだった。後に、より現実的な買取金額や運航計画を提示して世界中のコンコルドファンを期待させたが、BAはこれを拒否し続けて全機博物館入りさせてしまった。まったく、惜しいことをしたものだ。
この最中、VSは自社塗装のコンコルドのイメージ写真を公表していたが、さらにメタルダイキャストモデルまでを限定生産していたと知ったのはごく最近のことだ。ロンドンで訪ねたお宅に、さりげなく飾られていたのである。
「う、こんなものが…」
もちろん、もう売ってない。プラスチック製のモデルもあるのだが、でかすぎて僕の好みではない。なんとかならないかと思っていた矢先に、偶然にもある女性から幻のコンコルドのモデルを御存知ですか」と。
ヴァレンタインデーのチョコレートもあまりもらったことがない僕だが、長く生きていればこんなこともある。人生、捨てたもんじゃない。
あわせて写真におさまっているのは、
以前ヤフオクで安値ゲットしたボーイング2707。
ちゃんと可変後退翼が動く。
こちらは古くて出来もいいとはいえないが、
同機のモデル自体が少なく希少といえる。
他のガラクタと「ひと山いくら」の値段だったけど。
ちなみにVSのコンコルドには、ちゃんとレジもついている。
G-VSST、いいレジだ。
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楽焼のリターンマッチに挑んだ。
前回の作品は稚拙ながらも好評だった。
ならばと欲がでた。その結果が、これだ。
とほほ…。
今回はカミさんと小僧、それに小僧の友だちの4人で挑戦。
小僧どもは怪獣貯金箱。皿より高い(1500円)んだが…。
カミさんは楽焼初挑戦だが、前回の我々の作品を見て
「楽焼おそるるに足らず」と考えたのだろうか。
「ペアのマグカップを作る」などと無謀なことをいう。
お願いだからと五寸皿(1200円)で妥協させた。
結果、正解…。
僕は、なぜか直前になって創作意欲が減退してしまい、
土鈴にスライムなど書くのがやっと。
リターンマッチなどと意気込んで乗り込んだのに…。
ただし焼き上がりを見た店のお姉さんが、
「かわいいですね」といって赤い紐をつけてくれたので小吉。
さらに小僧どもの羨望のまなざしで完全リカバリ、だ。
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世界最大の旅客機ボーイング747は、どのくらい大きいか。
全長70.66メートルといってもピンとこない。
空港のように非日常的な空間では現実感がない。
そこで普通の民家に重ねてみた。
どう? でかい?
光の角度によって実物と影の大きさは変わるが、
この程度の歪み具合ならばたいした誤差はない。
概略の大きさを知るには十分だろう。
写っているお宅が立派すぎるということもあるが、
けっこう小さい、と思うのは僕だけだろうか。
だってこの影の中の、それも胴体の部分だけに、
500人くらい乗せちゃうんだぜ。
近所の小学校の全校生徒の約2倍。
いくら立派なお宅だって、
500人もガキを集めたら大変だもんなあ。
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世の中には家事をしない男も多いそうだ。
できない、やらないなど内容は色々だが、
どっちにしろ情けないもんだと思う。
家事というのは、生きていくうえで不可欠の行為だという点において、ウンチをしたあとでケツを拭くのと同じである。だから家事をしない、できないというのは、ウンチのあとで自分のケツを拭かない、拭けないようなものだ。
もちろん家庭の方針として家事はカミさんの役割と決めているケースもあるだろう。それはそれでかまわない。
でもひょっとして、そんな家庭では、
ウンチのあとカミさんが亭主のケツまで拭いてあげてたりして。
尾籠な比喩で申し訳ないが、
家事のできない亭主と、それを容認している家庭というのは、それくらい気色悪いということだ。
まあまあ健康な成人であるという前提だが、
「一人前である」というのは、
「自分でメシを食えて、ウンチのあとケツを拭ける」
ということだと思っている。
メシを食えるというのは、生きられるだけの金を稼げるということ。
ケツを拭けるというのは、生活するうえで必要な基本的な能力を備えているということだ。家事もこれに含まれる。
もちろん、ウンチのあとで自分のケツはふけるけど、あるいは亭主のケツは拭いてあげられるけれど、自分でメシを食えないという人も珍しくないだろう。
たとえば専業主婦。
これも、残念ながら僕には一人前とは思えない。
「そんなことを一人前というなら、一人前でなくてかまわない」
そういうのも、大いにけっこうだ。
もともと、こっちは少数派と割り切っている。
日本の社会は、こういう半人前同士がくっついた家庭を前提とすることが多い。夫婦観や男女観はもとより、国民年金の第3号被保険者などといった制度面でもそれは感じられる。
第3号被保険者制度を肯定する人は「専業主婦の家事や育児を労働として評価してウンヌン」という理屈をこねたりするが、家事や育児は専業主婦じゃなくたってやってるんだよ。なにしろウンチのあとで自分のケツを拭くようなことなんだから、やって当たり前なんだ。
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ラジオの子供電話相談室は不思議な番組だ。
「そんなんで子供にわかるかよ」
「おいおい、ぜんぜん答になってないじゃん」
滅多に聞かないが、聞くとイライラすることが多い。
だけど人気がある。それもわかる。
どんな疑問にもホイホイ答えてくれる場があったら、
大人だってどんなにうれしいだろう。
どうせロクな答は返ってこないと半分はあきらめていても。
たとえば野菜イタメなど作っているとき、
湯気がいちばん激しく出るのは火を消した瞬間だ。
どうして火をつけている間よりも、
火を消したあとの方が湯気がたくさん出るのか。
こんなことを野菜イタメを作るたびに考えていた。
子供電話相談室に聞いたら、わかるかなあ。
無理だろうなあ。
野菜イタメも7回くらい作るうちに、
それなりの仮説はたてられるようになる。
ていねいに説明すると長くなるので省略するが、
我ながら「ほ~、なるほど」という仮説だ。
たぶんあってると思うけど、
子供電話相談室で聞いてみようかな。
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例のアメリカ人に、社会の窓に続いて、
痴漢を英語でなんというのか聞いたことがある。
「なんだそれ?」
「混んだ電車とか、人通りのない夜道とかで、知らない女性のお尻や胸にタッチしたりする変態のことだ」
「う~む、そんな英語はない」
いないのか、アメリカには痴漢が?
「アメリカだったら、タッチだけということはない。レイプしちゃうだろう」
なるほど。こうなると痴漢というより強姦か。
日本語の「痴漢」という言葉には「強姦」という言葉ほど凶悪なイメージはない。だがひょっとすると、それが世の中の痴漢を増長させているということはないか。
日本では、わざわざ「痴漢は犯罪です」などというポスターを作って啓蒙しなければならないほど、痴漢に対する意識が低い。
だがもし日本に「痴漢」という言葉がなく、これが「強姦」もしくは「強姦未遂」と呼ばれるようになったならば、軽い気持ちで他人の尻に触ろうなどと考える輩にも、多少の抑止力になるのではないか。
「たかが痴漢くらい」という馬鹿はいそうだが、「たかが強姦くらい」という筋金入りは、そうは多くなさそうだもの。
ちなみに冒頭の、「痴漢を、英語でなんというか」を聞いたのは、かれこれ20年くらい前のことだ。
が、最近ではアメリカでも「日本風の痴漢」が出没しているとも聞く。ショッピングセンターとかですれちがいざまに、サッと尻や胸にタッチして逃げるのだそうだ。
やれやれ、情けなや。
でも、それを英語でなんといっているのだろう。
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ジッパーが開いてますよ、と英語でなんというか。
機会あるごとにアメリカ人に聞きまくったことがあるが、
日本語の「社会の窓」に匹敵するほど
見事な決まり文句はないようだ。
ある男は、う~んと悩んでから「XYZ」と答えた。
「エクスキューズ・ユア・ジッパー」の短縮形だ。
だけど、ほとんどスラング。アメリカの若者ならわかるかもしれないが、どこでも通用するとは思えない。
パリの地下鉄で、向かいに座った若者に注意してやろうと思ったときは悩んだ。
僕のフランス語は、はなはだ怪しい。
かといって、XYZで通じる相手とも思えない。
他の乗客に気づかれぬよう相手の股間を指さしてみたのだが、不審そうな顔をされるばかりだ。そんなことを続けていたら変態と間違われてしまう。
そこで降りぎわに「ユア・ウインドウ・イズ・オープン」と声をかけて立ち上がった。
ジッパーではなく、ウインドウといってみたところが日本風(?)だが、あわててジッパーを上げたところを見ると通じたらしい。
フランスでも、やっぱり「窓」というのかしらん。
さて、この写真。公園の看板だ。
公園内飲酒禁止、
自転車禁止、
鳩への餌やり禁止、
犬はつなぐこと、
犬の用足しのあとは、きれいにしてください、
スケボーやローラーブレード禁止、
ボール遊び禁止。
禁止調が続く中で、なぜか犬の用足しの件だけお願い調なのが微妙だが、これもシンプルな英語である。
PLEASE CLEAN UP AFTER YOUR DOG.
まっ、こんなんで十分なんだろうな。
でも絵文字がなかったら、通じただろうか。
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いつもモノ欲しそうな顔をしているのか、
旅先でもよくいただきものをする。
今回は「ホテルで飲んでください」と白ワイン。
問題はワインオープナーがないことだ。
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ロンドン、半日だけ晴れたんですワ。
やっぱ、日頃の行いがね。
ただ、仕事での撮影が終わってからだったんですワ。
このへんがね、
なんとも人生に取り組む姿勢を反映してるというか。
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PTAの持ち回りで交通安全の旗ふりをした。
いわゆる「緑のおばさん」だが、男だからな。
しかし担当の裏道は通学時間は歩行者用道路となる。
本来ならば車両は進入できず、もちろん交通安全の旗ふりも不要なはず。にも関わらず、旗をふらなければならないのが情けない現実だ。
まあ今回は110番通報までいったのは、デブの乗ったスクーター1台だけだったが。
都内には通学時間に合わせて車両進入禁止にしている道が少なくないが、ほとんど無視されているのではないか。そのエリア内に職場や住居がある人の車もあろうが、抜け道として通るだけのバカも多い。そういうのに限って、20キロ道路をクラクションを鳴らしながらカッ飛んでいったりする。危なくて仕方がない。
PTAを通じて地元警察署に取締りや指導を要望したこともあるが、無視されたようだ。まあ、そんなもんだろう。だが、警察に取り締まる気がないとしたら、我々はどうすればいいのか。
遠慮がちに走っている車はともかく、危ない車は停めて注意するようにしているが、きりがない。しかも逆ギレされることも多い。
「なんでおまえにそんなこといわれなきゃなんねえんだ。どんな権限があるってんだよ」
「いや、権限はないので権限のある人を呼びましょう」
と110番通報。しかし相手がバカまるだしなだけに、何をされるかわからない怖さがある(チンピラみたいなのだけじゃなくて、お子さまを学校に送るらしい車も通るんだよ。チンケな地元校の通学路かもしれないけどさ、頼むぜ、BMWの奥さん。交通ルールを守ってみせるのも、しつけだろ)。
僕だって、こんなことに命をかけたくない。
もし刺されて死んだって、それだけじゃ相手が死刑になるってこともないだろう。まったく、やられ損だぜ。
**********追記************
あれから1ヶ月。注意したのに毎日のように歩行者道路を走り抜けていく、お子さまを学校に送るらしい奥さんのカッコいいBMWワゴン。どうすればいいんですか、中野警察署のお巡りさま?
きっと小さすぎて標識が見えないんだな。
狭い通学路なんだが。
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どうもこのところ、取材で雨にたたられる。
今日からのロンドンの予報も雨。
雨の日らしい写真は雨の日にしか撮れないが…、
雨の日らしい写真が撮りたくて行くわけじゃない!
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見当外れの自画自賛ほど見苦しいものはない。
10月1日から生まれ変わった郵便局の郵パック。
偉そうに「便利さ一新!」だと。お役所ボケかますな。
これって、実質的に値上げなんじゃないの?
少なくとも、僕にはそうだ。
別に値上げするならしたっていいけどさ、
正直に大幅値上げしましたっていえよ。
目の前が郵便局なんで、郵パックはよく利用する。
文字原稿はeメールに添付して送れても、大量の写真や資料は送るか届けるしかない。都庁に水爆が落ちれば同じクレーターに収まるような場所に住んでいるとはいえ、往復の電車賃やら時間やらを考えると重さ2キロまで510円の郵パックは安い、いや安かった。
今日もいつもの調子で出版社に写真など送ろうと郵便局へ。そうしたら700円といわれてたまげた。
郵便局のオバちゃんも顔見知りだから、あんまりきついことはいいたくない。けどさ、
「ヤマトに対抗した値下げだと思っていたけど、これって値上げしたってこと?」
「いや、小さくまとめれば重くても得なんだよ」
重くても、って、これまでのミニマムカテゴリーの2キロだって十分すぎたんだ。A4ファイル程度で2キロ以上のものって、郵政公社の皆さんは金の延べ棒でも想定しているのかね。
「それに同じサイズならヤマトよりは安いし」といいながら、オバちゃんは僕がいつも510円で済ませていることを知っているから、歯切れが悪い。さらに、いわなきゃいいのに、
「これでも持ち込みで100円引きになっているんだけどねえ」だと。
おう、上等じゃねえか。前の郵パックでは、集荷は無料だった。それが今回は100円ふんだくることにしたわけだ。立派な「便利さ一新!」じゃないか。もし今回集荷に来てもらっていたら、前は510円で送れたものに800円とられたことになる。このご時世に、1.6倍もの値上げだ! デフレ克服の切り札だね。
オバちゃんも立場がなくなって、
「ここんとこ、ちょっと折れば小さいサイズに……」
おいおい、「品名・写真」て書いてあるだろ。折るなよ。
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9月19日に無線LAN用ルーターのACアダプターが溶けたという話を書いた。
サービスセンターに電話すると、着払いで送ってくれとのこと。
そりゃそうだろう、これが原因で火事にでもなったら大変だ。リコールになったりして、とか思っていた。当然、修理代もタダだよなー。
それから待つこと約2週間。やっと連絡がきた。
しかし……
「ACアダプタの故障と電池切れ。保証期間をすぎているので有償修理となります」
「故障って、ACアダプタが溶けちゃっているのって欠陥じゃないんですか。火事になったらどうするんですか」
「雷などの過電流が流れたりすると、故障することがあります。燃えない素材を使っているので、変形はしても火事になることはありません」
ほ~お、そうなのかね。
「でも、すごく熱くなるんですよ」
「また同じようなことがあったら、着払いで送っていただければ…」
焼け死んでいなければ、そうさせてもらうよ。
やれやれ。修理代1万0300円はともかく、万が一にも燃えないように対策をしないとな。
それとも、思い切って捨てた方がよかったのか。
<追記>
その後、何年もしてからメーカーのバッファローは
このACアダプタの欠陥を認めて回収することになった。
僕はとっくに捨てていたけど、ムカつくね。
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