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2004/09/29

平成かんべんしてくれ

調べ物などしているとき、
いつもイライラさせられるのが元号だ。
昭和の時代はかろうじて西暦に換算できていたが、
平成に入ってからはお手上げ状態が続いている。

元号の不便さは、ここでグダグダ書き並べるまでもないだろう。つい先日も、これで失敗した。

都立航空高専は年に数回、その貴重な航空コレクションを公開している。今年6月、僕はホームページでその日程を調べて、南千住までのこのこ出かけていった。
ところがやっと着いてみると、開いてない。
公開日は、前日だったのだ。
まったく無駄足を踏んでしまった。

ホームページには「平成15年度」と明記されていた。
更新してくれればいいのにとは思うが、基本的にはそれが去年であると見抜けなかった僕に落ち度がある。
しかし僕は基本的に元号は使わない。キリスト教の信者ではないが、西暦に統一したが便利だからだ。

たとえば今から50年前、100年前が昭和何年だか、大正何年だか、明治何年だかを即答できる人がどれだけいるだろう。元号崇拝者は、わかるんだろうか。
まさか「今年は西暦2004年だから、その100年前は西暦1904年で、それは明治37年である」なんて、西暦に頼った計算はしないだろうな、意地でも。
でも最初から西暦なら、小学生だって簡単に計算できるゼ。

伝統としての元号を残すことに異論はないが、実用上は不便なのだから、あまり押しつけないでほしいもんだ(公的機関の事務書類は原則として元号を使うことになっている)。

実は、航空高専公開の様子は簡単な記事にするつもりだったのだが、アテが外れてしまった。
担当編集者には「次の公開日まで待ってくれ」と謝ったあと、「元号はかんべん」とグチも出た。実はこの編集者も、普段から元号なんてクソくらえだと公言してはばからない男である。
「そうそう、元号なんかやめて皇紀にすればいいんだ。それなら100年前なんか簡単に計算できまっせ。ちなみに今年は皇紀2664年です。覚えておいてください」

覚えてられるか、そんなもの。

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