2008年6月、那覇
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コンコルドは製造されたほとんどの機体が
退役後も博物館で大切に保管されている。
内部が公開されている機体も多いから、
コクピットも見ることができる。
ならば、もっとマシな写真ないのかよと言われそうだが。
コクピットへのアクセスはこんな感じで、
たいていここまでは入ることができない。
トンネルごしにコクピットを見るような感じなのだ。
しかも「トンネルの入口」は、
透明アクリルでしっかりガードされていたりして。
クソみたいな写真の言い訳をするつもりはないけど。
いちばん見やすい展示はシミュレーターですかね。
知る限りは、イギリスとフランスにひとつずつある。
やはりアクリルでカバーされているけど、
「トンネル」がないだけ広く見ることができる。
アエロスコピアのは途中から左シートが外されて、
ますますよく見えるようになった。
ちなみに逆W型のヨークは回すのではなくて倒すタイプ。
エンブラエルの旅客機と同じですね。
シミュレーターの外観はこんな感じ。
イギリスの博物館のは有料で飛ばせたはずだけど、
今はどうなのか知らない。
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Tu-144の折りたたみ式カナードを見ながら考えた。
「これ三流SF映画なら切り離して飛ばすだろうな」と。
で、フォトショップいじりながら笑ってしまった。
※部分拡大。
ウインドシールドの上に鳩がとまっている。
三流SF映画のつもりが、コメディ映画になってしまう。
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筒井康隆「五郎八航空」の初出は知らないけど、
いまも色々な本に収録されているので読める。
僕は「四次元への飛行」(酣燈社、1977年)で読んだ。
編者の野田昌宏さんはマニアらしく、「悪い癖で、
この機体はと手掛かりをさがすのだが」と書いている。
伊藤伸平さんは漫画版で零式輸送機にしていた。
まあ、たいていはDC-3/零式のイメージだよね。
でも、客室は片側5席ずつだからもっとずっと小さい。
しかも前輪式らしいので、候補はかなり絞られる。
ならばビーチ18だろと決めつけていたけど、
日ペリ払い下げのダブっていう手もあったか。
ところで僕は「五郎八」を「ゴロッパチ」と読んでいた。
十代の頃からずっと、何の疑問も抱かずに。
でも、どうやら「ゴロハチ」であるらしい。
朗読の人が、そのように読んでいて、「え~?」と。
ゴロッパチ航空の方が語呂も雰囲気もよくないスか?
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アブロRJは、BAe146の近代化モデルだ。
主な違いはグラスコクピットになったことと、
エンジン制御にFADECが装備されたこと。
これは運航する側には大きな進歩だ。
ただし、外観はあんまり変わっていない。
少なくとも、僕には見分けがつかない。
エンジンが太くなっているようにも見えないし、
主翼にウイングレットがついたわけでもない。
もちろんレジをチェックすればわかるし、
古いUA塗装ならばBAe146だろうとか想像つくけど、
僕は撮影中にいちいちレジなんか調べないし、
なじみのない航空会社だとお手上げだ。
面倒なので、基本的には全部BAe146で済ませている。
間違っていてもMD-80をDC-9と呼ぶようなもので、
さほどめくじらを立てられることもないだろうし、
そもそも間違いを指摘できる人もあまりいない(笑)。
だけどスイス国際航空の訓練センターを訪ねたときに、
シミュレーターを見て「おっ、BAe146だ」と言ったら、
教官に「アブロRJだよ」と訂正されてしまった。
何を細かいことをおっしゃる、と思ったけど、
パイロットには外観よりコクピットの方が重要だし、
それが大きな識別点なのだから、
黙っているわけにはいかなかったのだろう。
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カラベルは初のリアエンジン・ジェット旅客機だ。
胴体後部にはエアステアを備えていた。
DC-9や727は、これを真似した。
開けるならもっとしっかり開けて展示しろよとも思うが、
あえて半開きにしている、のかなあ。
※部分拡大。
もうひとつ気になるのはRRエイボンのノズル。
花びら型の騒音抑制装置はよく見るけど、
これはむしろシェブロンノズルっぽい。
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