2022/08/02

続・南方郵便機

メルモーズはアフリカの砂漠でさんざん苦労したあと、
今度は南米に移ってさんざん苦労した。
1929年にはアンデス越えをなしとげたけど、
乗っていたラテ25の上昇限度よりも山の方が高いのだ。
そのサバイバル・ストーリーは想像を絶する。
が、より高性能なポテーズ25が導入されてからは、
楽に山を越えられるようになったという。
Potez25_009_1_1 
どんだけ立派な飛行機になったのかと調べてみたら、
僕もル・ブールジェで撮っていた(上の写真)。
富士山よりも高い山を軽々と越えるような飛行機ではない。
オープンコクピットだし、冒険飛行じゃなくて定期便だよ。
Latecoere300_047_1_1 
で、1936年に大西洋横断飛行で消息をたったときには、
四発のラテコエール300飛行艇に乗っていた。
一気に立派そうだけど、墜ちたら同じだよね。
フランス語は苦手だからよくわからなかったけど、
アエロスコピアに模型が飾られていた理由もこれか。

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2022/07/21

おらが町の飛行機

JA4109は北海道愛別町が保有する飛行機だった。
ベースは同町にあったダイコロ愛別飛行場。
当時、「ふるさと創生1億円」で買ったと聞いたけど、
改めて裏取りしようと軽く検索してもひっかからない。
デマだったのか、黒歴史として抹消したのか?(笑)
Ja4109_aibetsu_1 
何に使ってもいいと竹下が全国にバラ巻いた金だけど、
どうしてムーニーM20にしたかなあ。
韋駄天だけどキャビンは狭いし維持費もかかる。
町民の遊覧飛行(やったのかどうかは知らない)にも
高翼のセスナ172の方がよさそうなのだけど。
ひょっとして、PL法でセスナの新造機がなかったから?

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2022/06/27

南方郵便機

あいかわらず風呂に入りながら本を読んでいる
いま読んでいるのはジャン・メルモーズの伝記。
サン・テグジュペリの本で知ってはいたし
(堀口大學さん訳ではメルモスと表記)、
佐貫亦男さんも「空のライバル物語」で紹介しているが、
人物像としてはほぼイメージできていなかった。
そういえば日野熊蔵さんも伝記を読むまではそうだった。
Breguet14_001_1 
意外だったのは、ポンコツのブレゲー14の存在感。
フランスとアフリカを結ぶ郵便機として酷使されていた。
以前は漠然とシムーンのような機体を想像していたけど、
実は第一次世界大戦の爆撃機を改造した旧式機だった。
当時でも砂漠を渡って飛ばせるような信頼性はなかったが、
整備士とパイロットが苦労しながら飛ばし続け、
しばしばパイロットの命と共に失われた。
そういえば宮崎駿さんが一連の新版に描いた表紙は、
ちゃんとブレゲー14のようだ。さすが。
Gbalcon_005_1 
トゥールーズのホテル・グランバルコンも登場する。
僕も一度だけ泊まったことがある。
サン・テグジュペリの定宿としか意識していなかったけど、
レストランに飾られていた写真はメルモーズだったのか。
畏れ多いところに泊めていただいたものだと改めて。

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2022/06/10

痩せて見えるタイプ

エンジンがターボプロップだったら、
EMB110バンディランテかなと思ったかもしれない。
いやバンディランテもこの角度で見たことないけど。
Fa300_710_1 
FA-300は広いキャビンが売りのひとつだけど、
横から見るぶんにはあまり太さを感じない。
下からだと機首まわりに意外なほどボリュームがある。

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2022/05/20

5年間で「わずか」2500機

パイパー・トマホークは、僕が高校時代に開発されて、
大学を卒業した年には製造を終えた短命の飛行機だ。
当時の世界航空機年鑑を見ると、
売行きがかんばしくなくて生産を終えたと書いてある。
5年間で2500機近くも売れたのに、駄目なのか?
Pa38_004_1 
PL法とか、そっちがネックだったのではなかろうか。
加えてアメリカの、信じられないような訴訟社会化。
「猫を電子レンジ」は都市伝説だったらしいけど、
実話でも信じがたい訴訟の話はいくらでもある。
1985年にはセスナもほとんどの軽飛行機の製造をやめた。
世界をリードしてきた米ジェネアビ界は暗黒の時代に。

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2022/05/06

セスナ・エアロバット

セスナA150エアロバットはA類のセスナ150だ。
各部を補強するなどして曲技飛行を可能にした。
しかもお値段は、ノーマル+2000ドル程度。
ピッツとかよりこういう初級アクロ機がたくさんあれば、
日本でも「見るアクロ」ではなくて、
「飛ばすアクロ」がもっと普及していたのだろうか。
A150_ja3521_1
とか思ったら、1975年の日本航空機ガイドでは、
ラフに数えて7機ほどもA150が日本に在籍していた。
もちろんFA200もアクロ可能だったし、
アクロを指導できそうな戦中派パイロットも元気だった。
でも、「飛ばすアクロ」が普及したとは聞いていない。

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2022/05/04

飛行機レストア工房?

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ヘリコプターを撮ったつもりだけど、
そうですか、後ろの方が気になりますか。
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まったく、そそられる飛行場だよね。
まるいの( ↓ )はエンジンの缶詰ですかね。
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もう20年以上も前の写真だけど、
最近の様子をグーグルマップで確認してみたら、
蛇の目マークのEEキャンベラが2機加わっていた。
同じ顔ぶれも多いのは、売れ残りか作業中か。
まったく気の長い仕事だ。

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2022/03/13

飛行機優先道路?

この前のS2Fトラッカーの次のカットが出てきた。
クルマ、いたよ(笑)。
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ただし、滑走路手前で停まっている。
飛行機見物なのか(トラフィックはとても少ないが)、
降りてくる飛行機を発見して待つことにしたのか。
あの車高ならぶつからなかっただろうけど、それは結果論。
飛行機かパイロットの頭が故障していた可能性もある。
停車は正しい判断であったように思える。

ったく、トラッカー乗りはどこの国でも(笑)。

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2022/01/29

縦位置で撮った理由

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結果的に横位置の方がよかったのに縦位置で狙ったのは、
飛行機がもっと高いところを飛ぶはずだったからだ。
マジか、というくらいの低さで突っ込んできて、
カメラを持ち替えている余裕はなかった。
「読みが甘い」と言われればそれまでだが、
ここから滑走路端まで過走帯をはさんで約120mある。
伊丹32Lから千里川まで(約170m)よりは近いが、
それでもこの低さはハンパない。
ちなみに手前に写っているのは低い空港外周フェンス。
僕は脚立などに乗っていなかったのにこんな感じだ。
道路に車が通っていたらゴーアラウンドしていたかな。

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2021/10/21

先祖返りはむずかしい

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高校生のときから撮っていた米海軍P-3C、
コロナの間に哨戒飛行隊からは消えていた。
まだ予備役飛行隊には残っているそうだけど、
2023年には完全退役という。
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民間に払い下げてL-188エレクトラに先祖返りレストア、
とか思ったけど、パッと見ただけでもぜんぜん違う。
そのまま使った方が簡単だね。
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そういえばレガホも米海軍からは退役済。
ストレークの曲線が色っぽくて好みだったのだが。

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