パイパー・トマホークは、僕が高校時代に開発されて、
大学を卒業した年には製造を終えた短命の飛行機だ。
当時の世界航空機年鑑を見ると、
売行きがかんばしくなくて生産を終えたと書いてある。
5年間で2500機近くも売れたのに、駄目なのか?
PL法とか、そっちがネックだったのではなかろうか。
加えてアメリカの、信じられないような訴訟社会化。
「猫を電子レンジ」は都市伝説だったらしいけど、
実話でも信じがたい訴訟の話はいくらでもある。
1985年にはセスナもほとんどの軽飛行機の製造をやめた。
世界をリードしてきた米ジェネアビ界は暗黒の時代に。