妥協を重ねた判断
カメラをRシステムに乗り換えるだろうといっても、
実は一度、サービスセンターで触ったことがあるだけだ。
それも初代のRで、写りがどうこうと評価する以前に、
「うわっ、なんてクソな操作系なんだ」で論外。
それが3年くらい前のことでしたかね。
その後のR5/R6/R3も実機は触ったこともないけど、
人さまの評価では問題なくなったようだ。
7D2では暗い撮影現場での弱さに泣いたけど、
さすがに高感度性能は比較にならないほどよかろう。
APS-Cの強みは、焦点距離が1.6倍になること。
400mmレンズならば、640mm相当で撮れる。
そんなもん、巨砲持っていけばいいだろって、
機内持込み荷物には重量制限がありましてね。
ルールに厳しいLCCでなくても、ときどき問題になる。
そもそも巨砲だけで済んでしまうような仕事はまずない。
ひとつの取材で、機内撮影や現地での施設撮影、
イベントなどの撮影、そして飛んでいる飛行機の撮影など
すべてに対応しなくてはならないことは珍しくない。
超広角から超望遠までのレンズ一式とボディ2台を
機内持込みするには、APS-Cの方が有利なのである。
RシステムにもAPS-Cが出るというウワサはあるが、
まともな超広角レンズを作る気があるのかは疑問。
一方で高感度に強いRシリーズはテレコンを使いやすい。
ならば望遠側はテレコンを前提にカバーできそうだ。
要は、その程度の妥協を重ねた判断ですよ。
ちなみに目下考えているのはR6。
画素数が少ないとはいえ、1DX3と同じだ。
あまり画素数が多いと撮影後の現像が大変だし。
12コマ/秒というスペックも、僕には十分すぎる。
なにしろ7D2でも普段は静音4コマ/秒を常用している。
高速連写は「運まかせだ」というときだけ(笑)。
そしてたぶん、去年は一度も高速連写をしていない。
「サッサと値崩れしないかな~」と思っていたけど、
昨今の品薄状態ではあまり期待できないのが残念。
そもそも、去年予約したレンズも音沙汰なしだし(苦笑)。
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