DC-8のウイングスロット
昔の旅客機の写真をスキャンをしていると、
DC-8の主翼前縁はとりわけスッキリしているなと思う。
前縁フラップとかスラットとかが「ほぼ」ないからだ。
実際にはエンジンパイロン取付部の胴体側に
ウイングスロットと呼ばれる幅の狭いスラットがついている。
スラット本体は固定でスロットのみ開閉する。
これがわかる写真をあんまり撮っていないし、
インターネットでもほとんど見たことがない。
赤い矢印のところ、わかるかなー。
こんなの、ちょっと引いたらわかるわけないよ。
フラップ上げたら閉まっちゃうそうだし。
下から見ても、露出変えないとわからんくらい目立たない。
そもそも、どうやって閉まるのかもよくわからない形だ。
場所と幅からいって、高揚力装置というよりも
ナセルストール対策だったのかな。
だとするとストレークは画期的にシンプルな解決策だ。
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