飛ばすだけなら十分に簡単
プー・ド・シェルの一族を見るたびにやれやれと思う。
作るのも飛ばすのも簡単な飛行機をめざしたというが
とりわけ飛ばすのは、かなり厄介だろうなと思う。
普通は三舵を使えるのに二舵しかついていない。
しかも一舵は上翼の迎角をまるごと変化させる。
それをちゃんと飛ばすということは、
たぶん「初心者用カメラで仕事をする」くらい大変なことだ。
そもそも、このクラス(↑)の飛行機の操縦はむずかしくない。
ライセンスを持っているからと気軽にいっているのではない。
たとえば一人で飛ばせる(ソロフライト)までは10~20時間。
つまり自動車てソロが認められるまでより短い時間ですむ。
車庫入れや坂道発進、バックがないのだから当然である(笑)。
ライセンスを取るまでは面倒もあるが、飛ばすだけなら簡単。
それでもまだむずかしいという人は何も飛ばさない方がいい。
それをさらに簡単にしようとして簡単じゃない飛行機を作った。
そして、たくさんの人が事故で命を落とした。
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