海に浮かぶ鉄
飛行機が空を飛ぶのが不思議だという人には、
鉄の船が水に浮かぶ方がよっぽど不思議だろと返す。
まあ半分は冗談だが、半分は本気かもしれない。
<たとえばシドニーで見たレディアンス・オブ・ザ・シー>
喫水(水面から船底まで)はわずか9mにすぎない。
大雑把には上にあるデッキの3層ぶんくらいだろうか。
かなり頭でっかちな気がするが、よく転覆しないものだ。
エンジンはGEのLM2500+と言われてもピンとこないが
実は航空用のCF-6エンジンの派生型であるという。
それを2基装備しているからボーイング767と同じだ。
ただし、このエンジンは発電機として使われており、
電動式のアジマススラスターで推力を得ている。
潜水艦は昔から電気モーターを使っているのだから
いまさら驚くことでもないとはいえ、やはり驚いてしまう。
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