感雨雪器
一般に1mm未満の降水量は切り捨ててゼロとする。
しかし1mmの雨というのはしっかり路面が濡れるくらいの強さで
それより多少弱いからといってゼロといえるようなものではない。
少なくとも滑走路は乾いているときよりも滑りやすいだろう。
そのせいかどうかは知らないが、空港で見つけた感雨雪器。
直径10cmくらいの円錐表面に電線が張りめぐらしてある。
濡れるとショートするので降雨を感知できるらしい。
円錐形にしているのは水がたまらないようにするため。
降り始めだけでなく止んだときも感知するためには、
いつまでもセンサーが濡れっぱなしでは具合が悪い。
内側にはヒーターも仕組んであって水の蒸発を早めているらしい。
で、気になったのは中心部から伸びる棒だ。
まさか避雷針ってこともないしなあといろいろ調べたら、
どうやら鳥が止まらないようにするためらしい。
鳥のフンがつくとセンサーが誤作動してしまうのだ。
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