旅先でケチるのはほどほどに
経費は1円でも切り詰める、などといいながら
旅先ではタクシーとかレンタカーとかじゃんじゃん使っている。
外に出ると気が大きくなるから、というわけではない。
たとえばパリ1週間、15万円というツアーがあったとする。
1週間とはいっても往復の時間とかいろいろあるから、
正味使える時間というのは4~5日といったところだ。
すると1日あたり、3万円以上は払っていることになる。
現実的な活動時間を1日10時間とすると、1時間3千円+。
旅とは、ただ流れる時間にもそれだけの金を費やすものなのだ。
たとえば1時間バスを待ってタクシー代2千円を節約できても
実はそこで浪費した1時間には3千円の価値があったのだから、
これは目先の金をケチッて実は損をしていたともいえる。
こういうときにはタクシーを使って時間を有効活用して、
その間に1万円分の写真でも撮れれば、むしろ収支はプラス。
もちろんタクシー代が2万円もかかるようだと考えものだし、
この前も帰りは30分に1本の市電を乗り継いで戻ったのだけど。
こういう計算は別に仕事に限らない。
たとえばお土産品、欲しいけどちょっと高いと思ったとする。
そこで買わないチョイスもあるけど、
日本から出なおす費用を考えると、値札だけで判断はできない。
旅先では、日本にいるときの金銭感覚のままではなく
ちょいとプラスアルファしても買った方が後悔しないかもしれない。
「そんなことはわかっているが、とにかく金がない」
というのも、もちろん僕にはよくわかります(笑)。
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