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2013/03/04

インターネットと雑誌の違い

200kc135
<嘉手納に着陸する米建国200年塗装のKC-135>
高校時代に、はじめての沖縄遠征で撮影したもの。
つまらん写真だが、航空ジャーナルに投稿して採用された。
とてもうれしかったのを覚えている。
F104d3
<調子にのって、翌年にはこんなもん撮りに行っちゃってるし> 

いまはインターネットがあるから、
小学生でも自分の写真を簡単に世界に発信できる。
すごいことだと思う。もちろん、いいことだとも思う。
ただ、たまには雑誌やコンテストに投稿してみるのも悪くない。
僕がそういう業界で仕事をしているから、というのではなくて
そこでは採用までに審査や競争に通る必要があるからだ。
自己満足だけでは通らない、第三者の眼。
そこでボツになる悔しさや選ばれる快感はWEBでは得難い。
そうした審査や選別は、僕らプロにも日常的なものだし、
企画が通った喜びや通らなかった無念さも同じである。
もちろん「これを選ばない編集者は馬鹿だ」と叫ぶのもいい。
けれども選ばれなかった場合はそれなりの理由があるものだ。
ただ「編集者の馬鹿ヤロー」と叫ぶだけでは、自分の成長がない。

無理にたとえるならば、高校や大学の受験みたいなものかな。
無試験で入れる学校でも学べることはたくさんある。
けれども、受験して合格することで得られる自信もある。

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