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2011/09/16

山と空と

Halfdome
<旅客機から見ても周囲を圧倒するハーフドームの威容>

新田次郎の「孤高の人」の影響で早足を鍛練したくらいだから、
山を歩くのは嫌いではなかった。
本格的な登山ではないが、奥多摩やらアルプスやらを歩き回った。
そんな僕が、吐き気がするほど嫌いな歌が「いつかある日」だ。
友に、もし自分が山で死んだらという想いを託した歌。
まるで山での死を美化するような歌。
ふざけんじゃねえよ、と思う。
いったい、山での死が美化されるようなことがあるだろうか。
勝手に山に入って、事故ったり遭難したりして皆に迷惑をかける。
少なくとも「いつかある日」を歌うようなヤツは
山に入ってほしくないと僕は思う。

ある意味では空も同じかな。
長くこの世界にいれば空で死んでしまった知人は何人もいる。
かけがえのない人たちだったが、その死が美化されることはない。
空で死んではいけないのだ。

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