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2011/05/31

次と、その次に壊れたもの

あいかわらず、いろいろなモノが壊れている(涙)。
かなり危険だったのはほぼ満杯の1.5TBの外付けHDDだろう。
僕は外部データは二重にバックアップするようにしていたから、
HDDがひとつ壊れても、もうひとつは無事で残っている。
が、ひとつだけだ。双発機の片発停止状態みたいなものである。
すぐに無事なHDDから新品のHDDにデータをコピーしたが、
1.5TBのデータをコピーするだけで1日半もかかった。
この間に何かトラブルがあればお手上げ。かなり怖い思いをした。
だから外付けHDDは同じデータを三重に強化することにした。
それでもまだ完全とはいえないけど、安全性は飛躍的に高まる。
ちなみに外付けHDDはこれまで2~3回は壊れている。
PCの内蔵HDDも1回。そういうものと思って備えた方がいい。
Reverser
<なんとなくのイメージ写真(笑)>
かくして外付けHDDによるバックアップも無事に復旧し、
新PCもなんとか実戦状態になったところで旧PCは引退
とはいえまだ画像処理用途以外はけっこうな能力があるので
そのままバックアップPCとしてしまっておくことにした。
場所を確保するために納戸の撮影機材などを整理していたら
400mmレンズのケースのフタが開いて中身が落ちそうになった。
・・・って、これ(↓)フタじゃないじゃん(冷汗)。
Sokonuke
<見事に底が抜けている>
僕はレンズケースは基本的に自宅保管用に使うだけだけど
これを肩から下げて持ち歩いている人もいるだろう。
そしてレンズを落としてオシャカにした人もいるだろう。
断面を見ると、壊れても仕方ないようなチャチな構造。
今はキヤノンはこの手のレンズケースを作っていないみたいだが
僕のようにしぶとく持っている人もいるに違いない。
かなり怖すぎるので、あえて注意喚起のために写真公開した。
同じようなケースを持っている人は、サッサと捨てた方がいい。

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2011/05/30

コアラノーズ

A380_nose_001
A380のコクピット周辺のラインは独特である。
ひとつには、そのユニークなオムスビ断面にも理由があるだろう。
太い胴体とコクピットからの視界、空力などいろいろな条件を
満たすためにはこういう形が合理的なのだろうけど、
僕にはレドームがコアラの鼻のように見えてしまう。
A380_nose_002
さらに気になるのはノーズギアの収納部が妙に幅広なこと。
将来の重量増大型はノーズタイヤを3本とか4本にするのだろうか。
僕はエアバスのエンジニアに聞いたことがあるのだが、
そういうつもりではないそうだ。
Sq380_026_1_1
こうして見ると、さほど幅広が気になるわけではないのだけど。

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2011/05/29

牛は立って眠るか

Cow
大島空港近くの牧場でまた牛にかまってもらおうと思ったのだが、
みんなゴロゴロしているだけで相手にされなかった。
そういえば牛って立ったまま寝るんじゃないのかなと調べたら
たいていはこうしてゴロンと眠るらしい。
キリンとか象はどうしているんだろう。

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2011/05/28

梅雨入り宣言

Sfj_kix
梅雨というのはキッチリと「今日から」と入るものではなかろうが
「梅雨入り」の宣言を聞いてからは同じ雨でも気分が違う。
今年は予想外に早かった・・・というより完全に不意打ち。
あ、先週のうちにあの撮影を済ませておいてよかったとか、
ああ、来週は雨が降ったら困るのにとか。
もちろん気象庁に文句をタレても仕方ないのだが。

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2011/05/27

たて続けにモノが壊れる

PCのLCDに続いてはプリンターがオシャカになった。
年末あたりから怪しくて新しいのを買って併用していたから
修理しようとは思わずにサッサと粗大ゴミに申込んだ。
そもそも快調なときからしっくりこないでイライラすることが多い
そんなムカつく製品だったから、修理しようなどとは考えなかった。
そのあとは洗濯機。やはりずっと「怪しいな」と思っていたから
壊れたときには、さほど焦らずに、ためらわずに新しいのを発注。
もう20年近く使っているから、1ヶ所なおしても他が壊れるだろうし。
Crashed_car
こんな風に、モノが立て続けに壊れる時期というのがたまにある。
さすがに「次はいったい何が壊れるんだ?」とドキドキもする。
もちろん、故障が重なったのは偶然だから、
タタリのようにすぐにまた別のモノが壊れるとは限らない。
だけど心と財布の準備をしておいても無駄にはならないだろう。

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2011/05/26

ウエストの次は肩幅で制限かな

太りすぎの乗客は旅客機への搭乗を拒否されることがある。
どのくらいが「太りすぎ」なのかは航空会社やクラスによって違う。
エコノミーの場合、たとえばエールフランスはウエスト135cmが、
KLMは「座席の肘掛けの上げ下げが自在にできる」が条件。
ちなみにエコノミークラスシートの座席幅(肘掛けの間)は
機種にもよるけど40~44cmくらいであるという。
Klm_068_1_1
ただし、この条件を満たせないからといって即搭乗拒否ではない。
たとえばKLMは予約時に隣接する2席を購入するよう奨めている。
2つめの座席の料金は通常の25%割引となるが、
出発時に同じクラスに空席がある場合には
2つ目の座席の料金の払い戻しを申請することができるという。
追加の座席を購入せず、隣が空席になる座席がなくなった場合に
安全確保を理由に搭乗を断られることがあるということだ。
肥満を差別するのかと怒る人もいるかもしれないが
どこかに線引きをするのはやむをえないと僕は思う。
そして肘掛けの上げ下げというのも、わかりやすい基準だと思う。
Hangzhou11
かくいう僕も、不安がないわけではない。
ウエストはまだか~なり(強調しておこう)余裕があるのだが、
肩幅は軽く50cmを越えているようだからだ。
※うまく測れないけど、鏡の前でメジャーを伸ばしてみた。
どうりで国内線用の777の普通席は窮屈に感じるはずだ。
もともと横9席が基本の飛行機に、横10席の座席を並べている。
だから僕は両側に乗客がいると、ずっと肩を狭くすぼめたうえで
体を斜めにねじるようにして座っている・・・・・マジだよ。
まあ、搭乗拒否されないだけありがたいというべきなのかな。

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2011/05/25

こんど松山に行ったら

Dogo_onsen
松山から帰り便の関係で、数時間の空白ができた。
天気がよかったら空港で旅客機でも撮っていればいいが、
どうにもメリハリのない曇天だったのでやめた。
仕方ないのでのんびり道後温泉にでもつかってくるかと思ったが
その前にたっぷりの昼食(大ビール2杯つき)をご馳走になった。
これだけ満腹で酒まで飲んだら温泉に入るどころではないので
道後温泉は近くまで行って外から見物するだけにした。
せめて帰りは念願の坊ちゃん列車に乗るかと思ったが
やはりオッサン一人で乗るのは気恥ずかしくなって果たせず。
帰って写真を見ながら、「また傘買うの忘れたな」とも気がついた。
松山には、しゃれた傘がいつも安売りされている店があるのだ。
次こそは温泉につかって傘を買って坊ちゃん列車に乗らなくては。

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2011/05/24

特別な場所から飛行機を撮る

Renaissance
アトランタ空港のルネッサンス・ホテルでは、
部屋のベランダから離着陸する飛行機が目の前に見える。
「おお、これは素晴らしい」と天気が悪いのに撮りまくったけど、
羽田あたりの展望デッキで撮る写真とあまり変わらない(苦笑)。

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2011/05/23

PCの値段はなぜか変わらず

海外出張から戻って久しぶりにPCを立ち上げたら
LCDの具合が悪くなっていた(涙)。
冬にも何度か同じ不具合が出たことがあったのだけど、
そのときはしばらくすると自然回復した。
夜の低温が原因で、暖まると回復するのかなと思った。
だけどこの季節になって低温が原因ということもあるまい。
暖まっても、再起動してもぜんぜん症状が消えてくれない。
ディスプレイを修理するのもいいが、最近は力不足も顕著だ。
こりゃあ、そろそろだな・・・と夜中のうちに通販で「ポチっ」と。
L39
面白いのはワープロ専用機の頃から値段が変わっていないこと。
僕の場合は、いつもだいたい20~30万円といったところ。
自動車ほどではないが、耐用年数を考えるとけっこうな負担だ。
もちろん性能あたりの価格は猛烈に安くなっているし、
ベース価格はその何分の1かくらいなのだけど、
CPUやメモリをカスタマイズしていくといつもこのくらいになる。
経験上、買うときにケチって中途半端な性能のものを選ぶと
すぐに陳腐化して役に立たなくなるから泣く泣く。
カメラの高画素化がどんどん進んでいるこの時代、
いったいみんな、どんなマシンを使ってしのいでいるんだろう。
Tiger
翌朝、PCを立ち上げるとLCDは正常に戻っていた。
ちょっと早まったかなと後悔しそうになったけど、
すぐにまた不調になった。あとは、そんな繰り返し。
新PCが納品されるまで綱渡りのような気分の毎日が続いた。
納品されたあとも、親指シフトの設定とかいろいろあるし、
さらにはWindows7では動かないソフトもあって追加出費。
もはやなくてはならない存在とはいえ、面倒な機械だ。

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2011/05/22

少なくとも、墜ちる心配はなかろう

あの、アホくさい、と何度でも繰り返し言ってしまうけど
旅客機の離着陸時の電子機器使用禁止というルール、
携帯電話については着陸するとすぐにもう使ってもいいと
アナウンスしてくれる外資系航空会社もある。
が、なぜか「携帯電話」なんだよね~。他の「電子機器」は?
A380hkg
聞くとヤブヘビになりそうだからあえて聞かないけど、
常識的に考えて携帯電話がいいなら、と僕は思っている。

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2011/05/21

老眼鏡ケース

若い頃から視力だけはよく、眼鏡を持ち歩く習慣がなかったので
老眼鏡を使うようになってからの管理には困っている。
結局は安物の老眼鏡を大量に買って家のあちこちに置いたり
それぞれのバッグに入れっぱなしにするのが簡単でいいみたいだ。
バッグに入れるのは、邪魔にならないよう細身のジジ臭いやつ。
数百円とか、せいぜいケース込みで千円ちょっとの安物とはいえ
夜間飛行の機内で本を読んだり、入国書類に記入したり、
あるいは地図を見たりするくらいしか使わないから十分。
ただ安物はケースの作りもチャチなので、すぐに壊れてしまう。
Senior_glasses_001
<フタのヒンジがちぎれてしまっている(涙)>
いくら安物でもケースと一緒に捨てるのはもったいない。
だが細身の老眼鏡用ケースというのはあまり売っていないのだ。
眼鏡屋さんでマジで買うとケースだけで本体の何倍もの値段だし、
100円ショップで代用品を物色してもあまりピンとくるものがない。
が、スーパーマーケットでちょうどいいのを見つけた。
Senior_glasses_002
<安いし、国内ならば旅先でも簡単に手に入りそうだ>
滑らかな紙製だからレンズにもあまり傷がつかないのもいい。
あとは、お子様の手の届かぬところに保管しておかないとね(笑)。

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2011/05/20

また、ボーディングブリッジいろいろ

中部国際空港(セントレア)が開港する以前は、
いまの県営名古屋空港(小牧)が名古屋の空の表玄関だった。
当時の国内線ターミナルビルからは
いまもジェイエアやFDAの定期便旅客機が飛んでいるが
国際線ターミナルビルはショッピングセンターに改修されている。
Ngo_pbb
<駐車場への連絡通路として昔のPBB通路が活用されている>

********(追記)*********

おっと、3月末でジェイエアは小牧から撤退してますとのご指摘。
失礼いたしました。

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2011/05/19

エンジニアは鬼の如くあれ

これはオリンポスの四戸哲社長の原発事故に寄せての言葉だ。
東日本大地震から5日目に同社のホームページに書いていた。
「これほど脆弱なシステムを構築し、認証し、管理してきた
技術力は、そもそも原発を担えるだけのものだったのでしょうか」
と疑問を呈し、さらに「事態の打開にあたり、エンジニアには
善意や誠意は必然ではありません。
冷酷なまでに結果が全てです」と続けている。
その締めくくりが「エンジニアは鬼の如くあれ」という言葉なのだ。
これを読んだとき、「ずいぶんと厳しいなあ」と思った。
正直なところ、厳しすぎるんじゃないかとも。
原発事故は深刻だが、「想定外」という事情も理解できる。
どんな技術だって想定を越えた事態に直面すればお手上げだ。
それはエンジニアの一人として四戸さんだってわかっているはず。
だけど地震から2ヶ月をへて、いまは四戸さんが正しかったと思う。
原発の「想定」は、それを口実にできる以前の甘さだったのだ。
Universal_studio
四戸さんは小さいながらも(失礼)航空機メーカーの社長である。
つまり自分で設計し、自分で作った航空機で人を飛ばす。
そこに何か失敗があれば、人を殺すことになる。
僕は飛行機のパイロットでもハンググライダーのパイロットでも、
自分の手で空を飛んだことのある人にはある種の共感をおぼえる。
それは自分の命をダイレクトに自分の手にゆだねるという、
そんな厳しい体験を共有しているからだろうと思っている。
だけど自分で作った飛行機で他人を飛ばすのはさらに厳しい。
そんな仕事をしている四戸さんだからこそ、
原発エンジニアのぬるい想定は我慢できなかったのではないか。

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2011/05/18

初飛行から百周年

香港での初動力飛行の成功は日本よりも3ヶ月遅れ。
どちらも輸入品の飛行機を飛ばしたというだけの話だけど
香港では今年が百周年のお祝いの年となっている。
Centenary_of_flight
<シンプルにアンリ・ファルマン複葉機をあしらったマーク>
日本で同じようなマークを作ったら、ひと波瀾あったろうな(笑)。

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2011/05/17

タマゴを産まなくなったチキン

Chicken_001
2004年の秋に昇仙峡の土産物屋で買ったニワトリ。
腹を押すとウニュっとタマゴが出てくる気色悪いものだが
ずっと引き出しの中に入れておいたうちにすっかり汚れた。
Chicken_002
腹を押してもタマゴが出てこなくなってしまったし。
乾燥しきってしまった感じなんで水に浸したが復活せず。
Chicken_003
お得意のかんたんマイペットでも汚れは完全にはとれないし。
こうなると外科的な手法にトライしてみるしかない。
Chicken_004
中にはタマゴみたいなものが入っていた。
あとはカラッポで、食べられるところもないようだ(笑)。
Chicken_005
これが中身。押しても昔のような弾力がなくなっている。
さらに内側にタマゴの黄身のようなボールが入っている。
Chicken_006
さらにカットしてみた。う~、なんか気持ち悪いな。

かつてサンダーバーズの1番機を務めたこともあったのだが、
やはり今回の大掃除で捨てました。
いちいちこんなことしているから時間がかかるんだね。

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2011/05/16

ゴム製ショックアブソーバー

14bis
<サントス・デュモンの「14-bis」号(レプリカ)の脚部分>
14-bisは1906年にヨーロッパで最初に飛んだ飛行機だ。
車軸と機体フレーム(木製)はゴムバンドを介してつながっており、
ショックアブソーバーの役割をはたすようになっている。
「ゴムかよ」と思うかもしれないが、小型軽飛行機では珍しくない。
たとえば曲技専用機ピッツ・スペシャルもゴムバンドを使っている。
さらに14-bisで「なるほどなあ」と思うのは、
ただ車軸と機体フレームをゴムバンドで巻くだけでなく、
車軸に台形パイプを追加してフレームとの距離を確保していること。
たぶんストロークが大きくなって、柔らかな緩衝性能が得られる。

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2011/05/15

「女」の裏側

Namow
たぶん「男」の裏側にしても、似たようなものだろうが、
「男」という漢字を使う空港ってあったっけ?

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2011/05/14

ソロビヨフ D-30ターボファン

D30soloviev_001
無造作に雨ざらし展示されているソロビヨフD-30。
おそらくはツポレフTu-134あたりに装備されていたもの。
D30soloviev_002
スラストリバーサーが独特だ。

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2011/05/13

日本人の知らない真実?

Lucky
3月11日の地震のあと、すでに4回ほど海外に出た。
姪が東京にいるというインドネシア人のオバハンには
30分くらいつかまって根掘り葉掘り様子をたずねられた。
ニューヨークでは空港スタッフに「大阪、大丈夫?」と聞かれた。
「おれ、大阪じゃなくて東京に住んでるんだよ」と言ったときの
驚きかたが尋常じゃなかった。
東京はとっくにゴーストタウンになっていると思っていたのかな。
「原発から130マイルも離れているんだぜ」と言っておいたけど
それが安全な距離なのかどうかは見当がつかんのだろうね。
Radioactive_1
日本では、政府や東京電力の発表に対する不信感が根強い。
海外ではいろいろな報道がされているのに、
日本国内だけ真実を知らされていないと考えている人もいる。
あるいは、そうなのかもしれない。
が、個人的な感想をいえばやはり海外の方が情報はお粗末だ。
たぶんクズ情報と承知でセンセーショナルにあおるメディアもある。
そして日本でもそんな逆輸入のデマを真に受けて騒ぐ人がいる。
Gasmask
昔から外圧に影響されやすい国民性だしね。

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2011/05/12

旅客機のスキマ風

たまに旅客機のドアサイドの席に座っていた人が
「すきま風がとても寒かった」といったりする。
確かにシールが不十分だと隙間から風が流れる可能性もあるが
気圧は機内の方が高いから外から吹き込んでいる風というのは
あまりないような気がする。絶対というほどの確信はないけど。
Hnd380d_003_1_1
<内装パネルをはがした状態のA380のドア。魚眼レンズ使用>
ただ、ドア内部というのはいろいろな機構が収められているから
冷気や騒音を遮断する断熱材にはムラがありそうだ。
巡航中の外気はマイナス50度以下まで下がるから
こうした機器を通して、あるいはや断熱材の手薄なところから
冷気がしのびこんでくるということは十分にありうると思う。
それはきっと、隙間風のように冷たく感じられるに違いない。

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2011/05/11

アメリカごはん

だいたい日本にいても朝メシは食わない。コーヒーだけ。
昼は適当に腹が減ったら食うけど、がっつり食うとは限らない。
夕食はできるだけ家族で普通に食べるようにしている。
それでも不摂生をしていると贅肉が増えるのが加齢ということ。
Strawberry
「オッサンが、何をカワイイもん食ってるんですか」と笑われた。
でもアメリカで毎食まともに食ってたら大変なことになる。
食事に誘われたときは、こんなもんでごまかしておくのが無難だ。
この前のアメリカ取材では相手をしてくれた男も同世代だった。
昼どき、互いにおそるおそる「腹へってる?」「いや、それほどでも」
ということで、まんまと昼メシも適当に省略できた。
それが健康にいいかどうかは知らないけど、体の調子はよかった。

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2011/05/10

無造作なのか実用的なのか

Airbrake_001
<ホーカー・ハンターのエアブレーキ>
胴体側に収まるべき切欠きはなく、たたんでも出っ張ったままだ。
セミモノコック構造では胴体外板も重要な強度部材となるから
そこに切れ込みをつけると補強などで余計な重量が必要になる。
それよりは多少空気抵抗になっても、
シンプルにした方が有利と考えたのかもしれない。
同じホーカーの流れをくむハリアーも似たような感じだ。
Airbrake_002
<切欠きはついているのだが、エアブレーキよりもずっと小さい>
強度をもたせるために厚みのある部分だけ収めるようにしたかな。
イギリス人の性格をよく知っているわけではないのだけど
なんとなくイギリスっぽいなあと思う。
美しいスピットファイアはきっとイギリスの異端児なんだ。
Airbrake_003
<エアブレーキごときでガタガタいうな、とか言われそうな迫力>

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2011/05/09

仮歯

治療中の歯には仮歯をかぶせてくれることがある。
「そのままじゃみっともないだろ」と歯医者さんがつけてくれる。
くわしくはわからないが、プラスチックみたいなごく簡単なもの。
さほど強力じゃない接着剤でつけるのだろうか。
力が加わると、ポロリと取れてしまったりもする。
次に歯医者さんに行くときに持っていけばまたつけてくれるが
そのときは持っていくのを忘れて、新しいのを作ってもらった。
「仕方ないなあ」と愚痴られつつも、内心「しめた」と思った。
また変な歯医者さんコレクションが増えた。
Monster
ブラックオックスが持っている。これも今回の掃除で捨てました。

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2011/05/08

停止位置はどうやって決めるのか

Stop_mark
<空港のスポットに書かれた機種ごとの停止位置>
ここにちょうど前輪が乗るように飛行機を停止させる。
そうでないとボーディングブリッジがつかなかったりするらしい。
だけど、今でもそうなのかなあ。たぶん違うような気もする。
もしそうならばこのマークは飛行機のドア位置を基準にするはず。
だけど実際に停止している飛行機を見るとドア位置はだいぶ違う。
Centrair_11
<A320だけ、妙に機首を突っ込んだ位置で停めている>
もちろんドアの位置もぜんぜん違う。
それでもいまのボーディングブリッジは十分に対応できるのだろう。
ここでは、どちらかといえばドアの位置よりもケツの位置を基準に
それぞれの機種ごとの停止位置を決めているように見える。
あんまりハミ出すと後ろを通る飛行機の邪魔になるものね。

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2011/05/07

鉄のステアリングホイール

Farmersm_024_1
<ロサンゼルスに保管されていた古いトラックの運転席>
ハンドルを見て、「あっ、鉄でできていたんだ」と気がついた。
もちろんパワステなんかなかった時代だし、
相当に力が加わるから鉄がいちばん手っ取り早いのだろう。
たいてい外側をプラスチックとか革、木とかで覆っているから
あんまり中身の材質を意識したことがなかっただけだ。
最近のハンドルはエンプラとかで作っているのかなと思ったけど、
やはり芯材には金属が使われているらしい。
ただし軽量化のためにアルミとかマグネシウムのダイキャスト。
しかも、ただ軽くて丈夫にすればいいというのではなく、
胸や頭が当たった場合に変形して衝撃を緩和する配慮もある。
Stinson_sr8e
<こちらは飛行機ですけど。スティンソンSR-8Eリライアント>

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2011/05/06

貨物機に追加された非常用設備

飛行機の非常口は内側からだけでなく外側からも開けられる。
外から救助の人が開けられないと困るからだろう。
さらにドアはなくとも機体にマークを入れて、
「ここならヨソより簡単に破れるぞ」と表示している場合もある。
Emer_exit_001
<あまり737では見ないんだが、なぜかチェジュ航空機にはある>
あるいは、これは何か別の意味のマークなのかな。
こっち(↓)ならば、確実。救助のときにはここを切れ、と書いてある。
Cut_here
<アメリカ陸軍のCH-47チヌークの胴体に見られたマーク>
あいにく、空手チョップくらいでは壊れないと思うけど。

非常口といえば、乗客を乗せない貨物機は多くをつぶしている。
Emer_exit_002
<JALカーゴの767F。右側の非常口はつぶしてしまっていた>
パイロットはコクピット横のスライドウインドウを開けて脱出できる。
が・・・、これは内側からだけしか開けられないのではなかったか。
救助の人は開けることができなくて困ってしまうだろう。
そこで右スライドウインドウの外側に窓を開けるハンドルを追加した。
上の写真ではよくわからないかもしれないが・・・。
Emer_exit_003
<ANAカーゴの767BCF。ハンドルを引っぱりだして回す>

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2011/05/05

悪くない行列

先端の曲がってしまった東京タワーのお見舞いに行った。
ついでに念願だった階段登りにもトライすることに。
ごく軽い気持ちだったのだが、すごい行列で驚いた。
エレベーター待ちが1時間半、階段待ちが40分。
でも、行列もできないほど自粛されていなくてよかった。
Tokyo_tower_koinobori
実際に登りはじめてしまえば10分程度で大展望台に着くが、
たかだか10分の階段がこんなにしんどいとは(涙)。
せめて、まだ登ったことのないヤツに自慢させてもらおう。

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2011/05/04

甲標的

Kohyoteki
<グアム島に展示されている旧日本海軍の甲標的>
艇首に魚雷2発を備えた特殊潜航艇。真珠湾攻撃にも使われた。
だがこんな小さな艇の魚雷発射時の浮力調整はどうするのだろう。
あんな重いものを撃ったら、艇が浮いて海面に出てしまいそうだ。
せっかく隠密に攻撃できても、すぐに発見される危険がある。
で、いろいろ調べてみたんだけど、基本的には対策なしみたい。

*********(追記)*********

魚雷はほぼ水と同じ重さに調整されているので
発射してもバランスにはあまり影響ないとの指摘をいただきました。
また調べてご報告します。

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2011/05/03

「重要なこと」が記事にならない理由

出版業界で仕事をしていると、ときどきではあるが
「なぜこんな重要なことを記事にしないのか」と叱られることがある。
大事に思っていることがあまり、あるいはまったく記事にならないと
ガッカリしたり、怒りたくなってしまうという気持ちは理解できる。
僕だって「大事な企画」が日の目を見ないことは珍しくないからだ。
でも、記事にならない理由なんかいくらでもあげられる。
Pirates
★ある人には重要と思えることが他の人にはそれほどでもない★
人はだいたい自分の関心や興味のあることが重要だと信じている。
そんな自分の価値観が普遍的に通用するとも考えがちだ。
しかし実は他の人にはどーでもいいこと、というのはよくある話で。
Half_sneakers
★重要かもしれないけど読者に支持されそうもない★
それで本が売れなければ出版社は存続できない。
商業誌はお役所が作るパンフレットとは違うのだ。
Hologram01
★取材する時間も金もない★
記事を作るための取材には時間と金が必要だ。
僕は今年に入ってから数えるほどしか休みをとっていない。
去年からの飲み会のお誘いすら、ずっと実現できていない。
Tevere
★もし時間と金があったら、まずは自分のやりたいことをしたい★
いくら人から「なぜこんな大事なことを」と言われようが、
時間と金に余裕があればまず自分がやりたいネタを優先したい。
それがたとえ他人にはどーでもいいと思われていることだとしても。
Bali
だから僕を叱った人は、自分で取材して記事を作ればいいのだ。
皮肉でなく、その問題意識こそが立派な結果を生む原動力だ。
そして幸いにして、この商売には何の資格も営業免許も必要ない。
面白いと思ったら、誰でもそれを取材すればいいし、
記事として出版社に売り込むこともできる。
僕の知る限り、出版社の門戸はどこも広く開かれている。
実績がなくても、いいネタならばボツにされることはない。
もしボツにされたのだとしたら、他に何か理由があるはずだ。
Jta_fence
自分で取材するといっても、たとえば立入制限区域には入れない。
誰に話を聞けばいいのかもわからないかもしれないし、
どうやってお願いすればいいのかもわからないかもしれない。
・・・などというのは僕らだって同じだ。
そういうひとつひとつを解決していくところから皆スタートしている。
まだ重要なことが記事にされていないと思っている人は、
それを自分のチャンスと考えて頑張ればよかろう。
Wrapping_bus
おっと、まだまだありがちな理由があった。
★とっくに記事になっているのにその人が気づいていない(笑)★

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2011/05/02

イタリアン・デザインの魅力

Sagittario_2
<イタリアの試作戦闘機アエルフェール・サジッタリオ2>
1956年にイタリア機としては初めて緩降下で音速を突破した。
カッコいいわけではないが、素通りしようにもできない魅力がある。
F-84サンダージェットの排気口を腹に開けたようにも見えるし
XF-85ゴブリンをスマートに引き延ばしたようにも見えるが、
いずれにせよ決して性能がよさそうには見えないところがいい。
一方で同じく腹に排気口をもつソ連のYak-23と比べると
ラインのまとめ方に「やはりイタリアはデザインの国だ」と感じる。
Aerfer_ariete
<後継の試作戦闘機アリエーテ>
排気口が機体後端に設けられて、ちょっと面白味がなくなった。
が、よく見ると腹の下の排気口もそのまま残されている。
実はこれは上昇・加速用に後部ジェットエンジンを追加したもの。
後部エンジン用の可動式エアインテークは背中に収納されている。
マジ?と首をひねるところがイタリアン・デザインの真骨頂。

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2011/05/01

トイレのサイン?

Toilet_sign_001
<某航空会社訓練所の男性用トイレの表示>
袖に金の四本線が入っている場合は機長専用になる・・・
ということはないみたいです。
また、女性用トイレがCAデザインなのかは未確認。
次の機会に、変質者に間違えられないようチェックしてこよう。
Toilet_sign_002
<こちらは某教育機関で見た、トイレじゃない部屋の表示>

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