4/5とか3/4とか7/8とかの妥当性
<成田空港に展示されていたグラーデ単葉機の4/5模型>
普段は成田航空科学博物館におさめられているものらしいが
日独交流150周年を記念した企画展で第1旅客ターミナル南翼に。
3月10日までというから、もっと早くご紹介できればよかったけど、
たぶん博物館に行けばまた見られる・・・と思う。
面白いと思ったのは、この企画展に関するドイツ大使館のリリース。
同機を「日本で初めて動力飛行に成功したドイツ製の航空機」だと
きっぱりと紹介している。もちろん「公式」だのという文言はなし。
アンリ・ファルマン側のフランス大使館の逆襲を期待したいが(笑)。
もうひとつ面白いと思ったのは、その「4/5」というスケール。
予算や展示場所の関係で実物大は無理だけれども
ぎりぎりで人がシートに乗ってみることができる、ってところかな。
ちなみにこうした小型レプリカのスケールの妥当性などについて
オリンポスの四戸哲さんがフライアブルを前提に考察しておられる。
同社は小粒ながらも豊かな経験と技術力をもつ航空機メーカーで
片野さんの7/8ニューポール11の技術支援なども行っていた。
レポートは同社のWEB※に『3/4マジック』として掲載されている。
※「エアクラフト オリンポス」で検索すればすぐに見つかる。
P-51マスタングをスポーツ機として3/4で作ってみる妥当性とか、
零戦ならば同スケールでULPが実現できそうだとか、勉強になる。
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