飽きたら休めばいい
ときどき、写真を撮るのに飽きてしまうことがあるかもしれない。
たとえば僕は20代の頃はよくハンググライダーの写真を撮ったが
地上から撮り、山の上から撮り、さらには空からも撮り、
北海道から沖縄、ヨーロッパやアメリカ、インドまで出かけて、
それから行き詰まったような気持ちになった。
いろいろな景色、天気、時刻によって違いは出せるのだが、
それだけでは、なんだかつまらなくなってしまったのである。
1998年に香港啓徳空港がなくなってしまったときには、
今度は旅客機を撮る気が起こらなくなってしまった。
いろいろな旅客機が、ときにはダイナミックに、
ときにはショボく旋回して着陸する香港カーブと比べると
まっすぐに離陸して着陸するだけの旅客機は退屈に思えた。
いろいろな景色、天気、時刻によって・・・(以下略)。
こういうときは、無理して撮らなくてもいいと思う。
しばらくして、また撮ってみたらきっと楽しいと思えるし。
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