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2010/12/13

続・困った「善意」

退職間近の機長が着陸時に写真を撮ったとして問題になった。
外から飛行機を撮っていた一般客からの通報で発覚したという。
まったく、くだらねえな、その「正義感あふれる一般客」も、
こんなことを重大ニュースのように報道するメディアも。
あえていう、「いいじゃんか、そのくらい見て見ぬふりをしたって」と。
「阿施は遵法精神が欠如している」とか言われてもかまわん。
くだらねえよ、心底。
Hanakuso_001
<パイロットが居眠りしているからモザイク済…うそですけど>

どこの業界でもそうだが、航空関係にも「安全バカ」は多い。
なんでもかんでも「安全のため」といえば正義になると思っている。
しかし、その主張はトンチンカンで非合理的であったりする。
以前、2メンコクピットの旅客機が登場して間もない頃に
2メン化に反対するFEが新聞に投書をしたことがあった。
2メン機のジャンプシートでオブザーブしていたFEが
パイロットより早く不具合を察知したケースがいくつかあったとか。
だから2メン機にもFEを乗せて安全性を高めるべきだとか。
僕はその投書を見て「そんな飛行機には乗りたくない」と思った。
本来2名で運航できるように作られている旅客機のコクピットで
うしろに1名がただアラ捜しをするかのように、
パイロットより早く「何か」を指摘するために乗っているのだとしたら
「より安全だ」という人もいるかもしれないが、僕は逆だと思った。
こんなコクピットではCRMも何もなかろう。
Hanakuso_002
<パイロットが鼻くそほじっているからモザイク済…うそですけど>

あとはライセンス不携帯で旅客機が欠航になったこともあった。
新聞やテレビは、ライセンスを忘れてしまったパイロットよりも
そんなくだらない携帯義務のルール自体を問題視すべきだった。
いや、本当にくだらねえよ、心底そう思う。

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