空き缶に浪漫
<名も知らぬ遠き場所より、流れよる空き缶ひとつ>
よく見ると中国の厦門(アモン)の会社の住所が書かれている。
どこで捨てられたのかはわからんけど、たぶん大陸だろう。
柳田國男は海岸に流れついた椰子の実を拾って
遠い南の島に思いをはせたという。
それと同じようにこの空き缶にもロマンを感じないではないが…
ゴミは迷惑だよね。
ちなみに柳田國男が学生時代に椰子の実を拾ったのは
渥美半島のほぼ突端にある恋路ヶ浜というところらしい。
同じような地名がたくさんあるもんだね。
で、こちらの地名の由来となった恋物語も悲しい結末らしい。
そんなところを一人でブラついていた柳田國男も、
やはりせつない恋でもしていたのかな。
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