自称国技
零戦の撃墜王、坂井三郎さんは著書「大空に訊け!」の中で
「なぜ自分の尻も拭けないような超肥満大漢の力技の相撲をもって
"国技"と呼ぶのか、まったく理解できない」と言っている。
また相撲を国技と言い出したのは、太平洋戦争当時のNHKでは
なかったか、とも。
この、「相撲を国技と呼ぶ理由」には他にも諸説あるが、
いずれにせよたいした根拠があるわけではないことがわかる。
要は国技と自称するうちにそれが定着した、という感じだろうか。
もちろん定着させるだけの素地はあったのだろうけど。
その程度のことなのに、「国技だから」とか「国技なのに」とか
ことあるごとに鼻息荒く言う人がいるのには苦笑させられる。
もともと自称からのスタートなのだ。あまりこだわることなかろう。
要は、「ただの相撲」でしょ?
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