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2009/05/08

インフルエンザ以上の厄災かも

保健所から電話がかかってきたとき、すぐにピンときた。
ニュースでも報道されていた、新型インフルエンザの追跡調査だ。
発生国からの帰国者全員に、管轄の保健所から電話をする。
帰国時の検疫では潜伏期間の患者まではわからないから
その後、異常がないかどうかをチェックするのである。
Quarantine_004
<そういや機内で渡された紙にも書いてあったね>

「ああ、ニュースで見ました。異常ありません。ガチャン…」
というわけにはいかなかった。
その国に滞在した期間や、帰国便の出発日時、到着日時、
身体の不調の有無、その他なんやかんやとあれこれ聞かれた。
まあ、そのくらいなら仕方ない。協力しよう。が、
さらに朝晩検温しろとか、これから毎日電話してくるとかいう…。

馬鹿ばかしい。

具合が悪くなったら医者には行かず、まず保健所の指示を求める。
そうした手順は承知している。それだけではいけないのか。
こんなくだらないことを、全国の何万人もの人にやっているのか。
電話をしている担当者にも、パンデミック以上の災難だろう。
彼に文句をたれても仕方ないのでこらえたが、実に馬鹿ばかしい。

「あの、明日からまた海外出張なんです。電話は通じません」
それだけいって、検温の依頼だけは「はいはい」と聞いておいた。
でも、悪いけど、具合が悪くならなければ検温なんかしないよ。

だって体温計もってないんだもの…ということにでもしておこう。

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