主翼上の緊急脱出口
旅客機の非常口にはスライドシュートが内蔵されている。
緊急時にドアを開けると自動的にふくらむ仕組みだ。
ただし主翼上の小型非常口にはスライドシュートはなかった。
乗客は主翼の上から地上に滑り降りるか飛び下りる。
<JALのMD-81の安全のしおり>
実際はたぶんフラップが下がっているので滑り台の代わりになる。
が、A320やB767になると主翼もけっこう高い。
そこでスライドシュートが用意された。
<ANAのA320の安全のしおり>
<翼胴フィレットを利用して収納されているスライドシュート>
ただし中・小型機では非常口に連動して展張しないものが多い。
では、どーするのか。
たとえば、あそこをひっぱるらしい。<ANAのA320>
B767にも、同じようなのがついている。
ただし777-300の非常口は別格。<JALの安全のしおり>
ドアにもフィレットにもスライドシュートが内蔵されており
ドアを開放すると両方が同時に展張する仕組みになっている。
もちろん<安全のしおり>は機外持ち出し禁止です。
ここに掲載した図版はすべて機内で撮影したもの。
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