速記
インタビューされたときに、
相手がどんなことを書くのか気になる。それが人情だ。
僕はもっぱらインタビューすることの方が多いが、
ときどき心配そうにノートをのぞきこまれる。
で、「それ速記なんですか?」と聞かれたりして。
ええ、まあ、その…、速記ではないんですけど。
英語でインタビューするときはもっと情けない。
「それ、スペルちがうよ」とかいわれると面倒だから、
自信ないときは、わざわざカタカナでメモったりして。
「どうだ、読めねーだろー」って、自慢にならない。
で、自分でも読めなかったりして。
ちなみに僕はインタビューにレコーダーは使わない。
あとで聞き直すのが面倒だし、時間も惜しいからだ。
まずはインタビュー中の理解や印象を大切にする。
速記みたいなミミズ文字は要所要所を記録するだけだ。
<だからあ、象形文字でもないんだってば>
| 固定リンク