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2005/07/14

匿名ブログと美しき誤解など

「風の探検隊」をブログとして再スタートするにあたり、
匿名とすべきか、名前をさらすべきかとしばらく考えた。
仕事の原稿ではなく気晴らしが目的なんだから、
匿名にしておいた方が好き勝手なことを書けそうだ。
だが気晴らしでも自分の書いたことには責任を持つし、
匿名じゃないと書けないようなことなら書かない方がいい。
それに匿名にしても、どうせ正体はすぐにバレる。
ならば最初から名前をさらす方が気楽だろうと判断した。
僕の場合、もともと名前をさらして商売をしているのだし。

もちろん匿名のブログを否定するつもりはない。
というよりも普通ならば匿名にした方がいい。
余計な個人情報をWEB上でさらす必要はないからだ。
ただ、それでも正体はバレる。それは覚悟したほうがいい。
2ちゃんねるのような通り魔的な書き込みと違い、
ブログには個人を特定できる情報がきわめて多く含まれる。
まったく知らない、縁もゆかりのない人ならともかく
友人、知人など身近な人ならばだいたい見当がつく。
趣味や行動圏に共通点が多いのか検索にかかりやすいし、
そこから知人を特定する材料はいくらでもある。そして、
バレたときに気まずいのは、そうした身近な人だったりする。

そんなことは百も承知と割り切っている人はともかく、
匿名のつもりでヤバいことを書いている人は要注意だ。
まあ自分のことなら何があっても自業自得といえるが、
家族や友人のプライバシーまでさらしていると、
あちこちに不快な思いをさせることになる。
たとえば信頼して悩みをうちあけた家族や友人が、
それを匿名とはいえ正体のバレているブログに書いたら、
もちろんそれは決して悪意からではなく、またそのブログに
多くの同情やはげましの声が寄せられたとしても、
僕ならイヤだな。

また正体が知れていることを承知で書く場合でも、
無意識に問題のタネをバラまいてしまうことがある。
酒の席よりもさらに素性があらわになるのがブログだ。
たとえ「別の人格」を用意しても、人間性は隠しようもない。
それで改めて「いい人なんだなあ」と惚れなおすこともあるが、
「こんな人だったのか」とショックを受けることもあるだろう。

人間関係は、相手の人格や思想すべてを問うわけではない。
余計なことまで知ってしまったおかげでギクシャクしても、
過去の楽しい思い出や恩までが消えてしまうわけではない。
もうおつきあいしたくない、と絶交することもなかろう。
「だけどなあ…」とタメ息をついてしまうのである。
知らなきゃ知らない方が幸せってこともあるもんだ。
美しき誤解っていうのがあるなら、それも悪くはないなと思う。

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もし僕がブログを匿名ではじめていたとしても
こんな写真の何枚かですぐに正体がバレただろう。
考えすぎ? いやいや、世の中そんなに広くないぜ。

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