幸せなトラウマ
トラウマは戦争や災害など過酷な経験が原因となるが、
日本では「子供のお受験」なんかもありかなと思う。
私立小・中学受験は親の受験ともいわれている。
それを真に受ければ親の精神的負担も相当だろう。
しかも受験準備期間中の苦労には合否は関係ないから
たとえ合格しても心に傷は残りうる。
合格した場合は幸せなトラウマといったところだろうが、
やはり傷は傷である。
たとえば、いつまでも受験に関連してものを考えたくなる、
よその子供を学校や出身校で判断してしまう、
小説に登場する架空校の特定に執着する、等々。
それらが自分自身の受験ではなく、
子供の受験に起因するところがいかにも異様だ。
まあ本人たちは幸せそうだから、
こんなのは余計なお世話、聞くのも面倒だろう。
そういう意味ではカルトに通じるものすら感じる。
「あんたも子供の受験のトシになれば…」
そうかもしれない。
たしかに今の教育行政はひどすぎる。不安だ。
で、子供をもつ親の総お受験カルト化か。すげえや。
MIT(マサチューセッツ工科大学)の牡丹。
さすが名門校らしく咲いている花まで見事だ。
…井の頭公園のだったかなあ。
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