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2004/11/20

男の育児? げろげろ

母親にできて父親にできないこと。それは
出産することと、母乳をあげること。
だけど、それ以外のことならなんでもしてきた。

入浴、オムツ替え、食事の世話、保育園送迎、
絵本の読み聞かせ、病気の看病…。
カラオケは大嫌いだが、童謡も歌って聞かせた。
鼻をかめないうちは、鼻水を口ですすってやった。
小学校に入ってからはPTAで緑のおばさんもした。

「えらいですね~」と、よくほめられる。
そこで、お返しの言葉を。
「バッキャロー! そんなことほめてるんじゃねえ!」

僕は自宅に事務所を置くフリーランスだが、
いわゆる主夫ではない。出張も多い。
年に何度かは短いバカンスを欠かさないが、
1日も休まない月も珍しくない。
仕事と育児の両立はけっこう綱渡りだ。
両立できなかった時期もある。
嫌がらせのように仕事を干されてしまったのだ。
心労でずいぶんやせたし、円形脱毛症にもなった。
おかげでくだらない編集者とはオサラバできたけど。
僕は新しいクライアントの開拓に精を出し、また
理解ある編集者に助けられて生き存えた。

僕だけ特別に苦労したということはなかろう。
仕事と育児を両立している母親はごまんといる。
ほめられることもなく、それどころか
職場では肩身の狭い思いをしているかもしれない。
だけど黙々と頑張っている母親たちは少なくない。
なのに僕は、たぶん男であるというだけでほめられる。
そんな理不尽な状況では、
ほめられたって、ちっともうれしかない。

「男の育児」だの「パパの育児」だのもうんざりだ。
そんな言葉を聞くたびにヘドがでそうだ。
どうしてわざわざ「男の」という形容詞をつけたがる。
育児をする男は、言葉を話すイヌネコ並みだからか。
育児も家事もウンチのあとで尻をふくのと同じ、
やって当たりまえなんだ。
男が育児をしたってわざわざほめられない、
そんな世の中の方がいい。

france01a.jpg
↑ 旅の宿。
成田から保育園のお迎えに直行したことも
数えきれないほどある。

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